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PC2台をモニター1台で使うKVMスイッチ・USB切替器のおすすめ|解像度・Hz、キーボードとマウス、PCの端子から選ぶ

2台のノートPCと1台のモニター、切替器、接続前のケーブル

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会社のノートPCと自分のPCを、今あるモニター1台と、キーボード・マウス1組で使い分けたい。この記事は、そのために買い足す切替器を選ぶための比較です。

候補は4製品です。映像とキーボード・マウスを一緒に切り替えるKVMスイッチが2製品、キーボード・マウスなどのUSB機器だけを切り替えるUSB切替器が2製品あります。どれが合うかは、次の4つの条件で決まります。映像も1回の操作で切り替えたいか、モニターの解像度とリフレッシュレート(Hz)、使っているキーボード・マウスの接続方式、PCに空いている端子です。

4製品は、どれもサンワサプライ/サンワダイレクトの製品です。比較に必要な項目(対応する解像度とHz、PC側の端子、電源、非対応の入力機器など)を、公式の製品ページと説明書で確認できたものから選びました。他社の製品より優れていると判断したわけではありません。

仕様は2026年10月16日に確認しました。実機での動作確認や測定はしていないので、仕様の比較として読んでください。価格と在庫は購入先で確認してください。

先に結論:映像も切り替えるか、モニターと入力機器の条件で選ぶ

最初に、映像も1回の操作で切り替えたいかを決めます。ここで、KVMスイッチにするかUSB切替器にするかが分かれます。そのあと、モニターとキーボード・マウスの条件で製品を選びます。

条件候補見送る条件・先に確かめること
1回の操作で切り替えたい。HDMI入力のモニターで、4K(3840×2160/4096×2160)60Hzまで、またはフルHD・WUXGA400-SW038切り替えるたびに画面が切断・再接続され、キーボード・マウスの再認識に数秒かかる/ホットキーは使えない/Bluetooth・Nキーロールオーバーは非対応/WQHDなど、対応表に記載が見当たらない解像度はメーカーに確認
1回の操作で切り替えたい。モニターが1920×1200/1080で、ホットキーや画面情報の保持を使いたいSW-KVM2WHU対応Hzを公式資料で確認できなかったため、自分のモニターで使うHzを購入前に確認/EIZO製モニターとBIOS上の操作は動作保証外/Bluetooth・Unifying・Logi Boltは非対応/PC1台にUSB-Aが2口必要
モニターが今回のKVMの公表条件で確認できない(WQHD、4K 120Hzなどの高いHz、HDMI以外の入力しかない)、または映像を切替器に通したくないUSB切替器(下の2行)表示できるHzは、PC・変換アダプター・ケーブル・モニターの端子で決まる/モニターにPCごとの入力が要る(HDMI入力が1つならHDMI切替器と組み合わせる)/操作は2回
USB切替器で、キーボード・マウスだけをホットキーで切り替えたい400-SW032Bluetooth・Unifyingは非対応、Logi Boltは確認できず/カメラや記憶装置をつなぐ汎用の口はない
USB切替器で、Webカメラや外付けストレージも切り替えたい。本体ボタンで操作したい。PCの空きがUSB-C400-SW041入力機器の方式ごとの対応は名指しの記載なし/記憶装置はOSで安全な取り外しをしてから切り替える/会議中のカメラ切替は避ける
BluetoothのキーボードやマウスをPC内蔵の無線で使い続けたい機器自体の複数台切替機能PCと直接つながるため、切替器では切り替わらない。「買い足さなくてよい場合」を参照
今の構成で困っていない/ノートPCの充電も1本にまとめたい買い足さない/KVM付きモニター「買い足さなくてよい場合と、モニターごと替える方が合う場合」を参照
条件別の候補(各メーカーの公式資料より、2026年10月16日確認)

表の右の列に挙げた条件の理由は、次の「買う前に確かめる5つの条件」と、各製品の節で説明しています。

この記事で選べる構成と、別の方法が合う構成

この記事は、PC2台、モニター1台、キーボード・マウス1組(有線またはUSBレシーバー式)という構成を前提にしています。KVMスイッチとUSB切替器では、配線の形が次のように変わります。

  • KVMスイッチ:2台のPCの映像とUSBを、いったん切替器に集めます。そこからモニターへHDMIを1本つなぐので、モニター側に必要なHDMI入力は1つです。
  • USB切替器:映像は切替器を通りません。各PCからモニターの別々の入力へ映像を直接つなぎ、モニターの入力切替で映す配線を想定しています。そのため、モニターにはPCごとの入力が必要です。モニターのHDMI入力が1つしかない場合は、映像だけを切り替えるHDMI切替器を間に入れる組み方もあります(USB切替器の節で説明します)。

一方で、次のような場合は、今回の4製品より別の方法の方が合います。

  • BluetoothのキーボードやマウスをPC内蔵の無線で使っている:機器がPCと直接つながっていて切替器を経由しないため、切替器では切り替わりません。キーボード・マウス自体に複数台を切り替える機能があるかを先に確かめます。
  • ノートPCの充電もケーブル1本にまとめたい:今回の4製品はPCを充電しません。KVM機能付きのUSB-Cモニターへの買い替えが候補になります。
  • 2台の画面を同時に並べて見たい:今回の4製品は、一度に1台のPCを映して操作する前提の製品です。2つの入力を1画面に並べる方法には、モニター側のPbyP機能や、外部の機器で映像をまとめる方法などがあり、選ぶ条件が変わります。この記事では扱いません。
  • 今回のKVMの公表条件で確認できないモニターで、それでも1回の操作で切り替えたい:今回の候補では条件を満たすと確認できていません。USB切替器の構成で2回操作するか、そのモニターの端子と解像度・Hzに合うKVMスイッチやKVM付きモニターを探すことになります。

買う前に確かめる5つの条件

映像の上限は、経路のいちばん低いところで決まる

KVMスイッチを使う場合、映像は「PCのグラフィックス → 必要なら変換アダプター → ケーブル → KVM → ケーブル → モニターの入力端子」の順に通ります。この経路のどれか1つでも対応していなければ、その解像度とHzでは映りません。

なので、KVMの「4K 60Hz対応」は、KVM自身が通せる上限です。PC、変換アダプター、ケーブル、モニターも同じ条件に対応していて、初めてその値で映ります。

400-SW038の説明書では、対応表に次の組み合わせが載っています。

  • 4K(3840×2160/4096×2160):60/50/30/25/24Hz
  • 1080p:60/50/30/24Hz
  • 1920×1200(WUXGA)にも対応

色の形式は4:4:4に対応しますが、4096×2160・60HzはRGB 8bitのみという注記があります。4K 120Hzのような高いHzは、対応表にありません。

WQHD(2560×1440)は、今回確認した説明書の対応表には記載が見当たりませんでした。画素数では4Kより少ないので、4Kに対応していればWQHDも映りそうに思えます。ただ、今回確認できたのは対応表にある組み合わせまでです。非対応と書かれているわけではありませんが、WQHDのモニターで使う予定なら、次のどちらかを選ぶと確実です。購入前にメーカーへ確認するか、映像を切替器に通さないUSB切替器の構成にするかです。

SW-KVM2WHUが対応する解像度は1920×1200/1080までで、4Kには対応しません。対応Hzについては製品の節で触れます。

端子の種類も、この経路に含まれます。今回のKVM2製品はどちらもHDMIの製品なので、DisplayPort入力しかないモニターとは端子が合いません。DisplayPortに対応したKVMスイッチもありますが、今回は候補として調べていません。

USB切替器は映像の経路に入らないので、この連鎖からKVMを外せます。ただ、それでモニターの最高Hzで映ることまで決まるわけではありません。PCの出力、変換アダプター、ケーブル、モニターの端子のどれかが低ければ、そこが上限になります。解像度ごとの画素数の違いは、フルHD・WQHD・4Kの違いとモニターサイズの解説で整理しています。

各PCに必要な端子とケーブルは、候補ごとに違う

切替器ごとに、PCにつなぐ端子の種類と数が違います。2台のPCそれぞれに、次の端子が空いているかを確かめてください。

候補PCの映像側PCのUSB側(PC1台あたり)USB-CしかないPCの場合
400-SW038(KVM)HDMI出力1つ(切替器のケーブルはHDMIオス)USB-A 1口映像はHDMIメスで終わる変換アダプター、USBはUSB-Aメスへの変換が必要
SW-KVM2WHU(KVM)HDMI出力1つ(切替器のケーブルはHDMIオス)USB-A 2口映像は同上。USBはUSB-Aを2口分用意する
400-SW032(USB切替器)切替器を通らない。モニターの入力に合うケーブルで直結USB-A 1口(直付け)USBはUSB-Aメスへの変換が必要
400-SW041(USB切替器)切替器を通らない。モニターの入力に合うケーブルで直結USB-C 1口(付属ケーブル。USB-A変換アダプター付属)USBは変換なしでつなげる
PC側に必要な端子(各メーカーの公式資料より、2026年10月16日確認)

USB-C端子しかないノートPCでは、映像とUSBを分けて考えると整理しやすいです。

まず映像です。KVM2製品のPC側ケーブルは、HDMIのオス端子です。PCがUSB-Cしか持たない場合は、USB-CからHDMIのメス端子へ変換するアダプターが要ります。一般的なUSB-C to HDMIケーブルはHDMI側もオスなので、KVMのHDMIオスとは挿し合わせられません。HDMIメスで終わるアダプター型の例として、USB-C to HDMIケーブルの比較記事で紹介しているBelkin AVC002btBKがあります。ただし、このアダプターを挟んでKVMを通したときにどの解像度・Hzで映るかは、切替器・アダプターのどちらのメーカー資料でも確認できていません。

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    購入対象:黒 USB-C HDMI変換60W給電アダプター。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。

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「探す」は商品名・型番での検索です。購入時は型番・色・長さ・セット内容を確認してください。

なお、SW-KVM2WHUの製品ページには、MacやDVI・DisplayPort出力のPCでもHDMIへの変換を介して使える、という注記があります。ただし同じ注記で、認識しない場合や画質が劣化する場合があるとも書かれています。USB-Cからの変換で、個別の組み合わせの動作を保証する記載ではありません。

そもそも、PCのUSB-C端子が映像を出せるかの確認も必要です。端子ごとの確かめ方は、USB-Cで映像・給電・データを確認する方法で説明しています。

次にUSBです。400-SW038はPC1台にUSB-Aを1口、SW-KVM2WHUは2口使います。USB-Cしかない場合は、USB-CからUSB-Aのメスへ変換するアダプターが必要です。この組み合わせについても、メーカーの案内は確認できていません。

USB-C端子が1つしかないPCでは、映像用とUSB用の変換アダプターを別々に挿すことはできません。1つの端子からHDMI(メス)とUSB-Aを取り出せるハブやドックを使えば、構成できる可能性はあります。その場合は、そのハブ・ドックがPCの端子から映像出力とUSBを取り出せるか、充電もしたいならPCへの給電を通せるかを、製品の仕様で確かめてください。

USB切替器では、映像をPCからモニターへ直接つなぎます。モニターがHDMI入力なら、USB-C to HDMIケーブル(PC側がUSB-C、モニター側がHDMIオス)がそのまま使えます。DisplayPortやUSB-Cの入力につなぐ場合は、その入力に合うケーブルを選びます。USB側は、400-SW041の付属ケーブルの先がUSB-Cなので変換が要りません。400-SW032はUSB-Aの直付けです。

キーボード・マウスの方式と、ほかに切り替えたいUSB機器

切替器は、キーボードやマウスを自分の端子で受け取り、選んだPCへつなぎ直す仕組みです。なので、特殊な通信を使う機器では動かないことがあります。メーカーが明記している内容を表にまとめました。「記載なし」「確認できず」は、非対応という意味ではありません。

方式・機能400-SW038SW-KVM2WHU400-SW032400-SW041
Bluetoothのキーボード・マウス非対応と明記非対応と明記非対応と明記記載なし
Logicool Unifying確認できず非対応と明記非対応と明記記載なし
Logicool Logi Bolt確認できず非対応と明記確認できず記載なし
上記以外の無線セットの共用レシーバー確認できず確認できずキーボード用の口に挿すよう図で案内汎用の口に挿す(方式ごとの記載なし)
Nキーロールオーバー非対応と明記非対応と明記非対応と明記記載なし
キーボード内蔵のUSBハブ非対応と明記非対応と明記確認できず記載なし
入力機器の対応(各メーカーの公式資料より、2026年10月16日確認)

Bluetoothのキーボード・マウスは、PC内蔵の無線とペアリングしていれば、PCと直接つながります。切替器を経由しないので、切替器を入れても接続先は変わりません。一方、切替器の側では、400-SW038・SW-KVM2WHU・400-SW032がBluetoothのキーボード・マウスを非対応と明記しています。400-SW041には記載がありません。USBのBluetoothアダプターを041につないだ場合の動作も、今回は確認できていません。

無線のキーボード・マウスでも、USBレシーバー式なら使える場合があります。400-SW032は、無線セットの共用レシーバーをキーボード用の口に挿す配線を、公式の図で案内しています。ただしUnifyingは非対応と明記されていて、Logi Boltは確認できませんでした。SW-KVM2WHUは、Unifying・Logi Boltとも非対応と明記しています。400-SW038は、どちらも確認できていません。確認できていない受信機は非対応という意味ではありません。使っている受信機の方式が決まっているなら、購入前にメーカーへ確認しておくと安心です。

400-SW041は、キーボード、マウス、USBメモリー、Webカメラ、プリンターなどを対象にした汎用の口を4つ持っています。ただ、すべての機器の動作を保証しているわけではなく、受信機の方式ごとの記載もありません。受信機を使う人が041を検討する場合は、「非対応」ではなく「名指しの保証がない」と捉えて判断してください。

Webカメラや外付けストレージなど、キーボード・マウス以外も一緒に切り替えたいなら、汎用の口を持つのは400-SW041だけです。400-SW032の口は、キーボード用・マウス用の専用です。400-SW038とSW-KVM2WHUもキーボード・マウスを前提にした製品で、カメラや記憶装置をつなぐ保証はありません。

切替の操作と、切り替えた直後の動き(キーボードエミュレーションとEDID)

操作方法は製品ごとに違います。

  • 400-SW038:手元スイッチ(1.8m)で切り替えます。説明書にホットキーの案内はありません。
  • SW-KVM2WHU:手元スイッチ(1.8m)と、ホットキー「Ctrl→Ctrl→Enter」または「ScrollLock→ScrollLock→Enter」です。
  • 400-SW032:ホットキー「Ctrlを2回」または「ScrollLockを2回」です。WHUと違い、Enterは押しません。
  • 400-SW041:本体のボタンで切り替え、選んでいるPCをLEDで表示します。

USB切替器では映像をモニターの入力切替で選ぶので、操作は「モニターの入力切替」と「切替器」の2回になります。

切り替えた直後の動きには、名前の似た2つの機能が関わります。ここは混同しやすいところです。

1つ目はキーボードエミュレーションです。選んでいない方のPCに対しても、切替器が「キーボードがつながったまま」に見せる機能です。400-SW038にはこの機能がなく、切り替えた後にOSがキーボードとマウスを認識し直すまで数秒かかると、説明書に書かれています。SW-KVM2WHUと400-SW032は、キーボードのエミュレーションを備えています。400-SW032のマウスはスルー(パススルー)方式で、多機能マウスに対応しやすい作りです。ただし、切り替え時の待ち時間をメーカーは数値で示していません。

2つ目はディスプレイエミュレーションです。PCは、モニターから「EDID」という情報(対応する解像度や画面サイズなど)を読み取って、表示を決めています。SW-KVM2WHUは、このEDIDを読み込んで保存し、選んでいない方のPCにも応答します。これによって、裏側のPCで解像度や画面サイズが変わる問題を防ぐ、とメーカーは説明しています。

一方、400-SW038の説明書には、HDMIのディスプレイ信号をエミュレーションしないことが明記されています。切り替えるたびにディスプレイの切断と接続を行い、映像が出るまでの時間はPCとモニターの組み合わせで変わるそうです。PCからはモニターが一度外れたように見えるので、OSの設定や構成によっては、ウィンドウの配置が変わる場合も考えられます。これは製品資料の記載ではなく、ディスプレイが外れたときのOSの一般的な動きから考えた推測です。必ずそうなるとは限りません。

反対に、SW-KVM2WHUのEDID保持も、どの環境でもウィンドウの位置が変わらないことや、途切れずに切り替わることまで保証するものではありません。動きは、OS、PCの端子、グラフィックス、ケーブルなど、経路全体の組み合わせで変わります。

400-SW041では、切り替えると、つないでいるUSB機器が元のPCから外れます。外付けストレージはOSで安全な取り外しをしてから切り替え、通信中には切り替えないよう、説明書で案内されています。Web会議中にカメラを切り替えれば、会議アプリからもカメラが外れます。作業の途中でこまめに切り替える使い方なら、この動きと合うかを考えておいてください。

置き場所、ケーブルの経路、電源

ケーブルの長さは、2台のPCの間の距離ではなく、切替器を置く場所から、それぞれのPCの端子までの配線の経路で測ります。天板の裏を回す、グロメットの穴を通す、モニターアームの支柱に沿わせる、といった経路を実際にたどり、抜き差しのための余裕を足します。

PC側のケーブルの長さは次のとおりです。

  • 400-SW038:直付けで、HDMI約1.18m、USB約1.13m、音声・マイク約1.15m
  • SW-KVM2WHU:ケーブル一体型で、PC側は各0.9m
  • 400-SW032:USB-A直付けで、各0.9m
  • 400-SW041:専用の付属ケーブルで、各0.9m

計算の例で考えます。机の下のデスクトップPCまで天板の裏を回して80cm、机の上のノートPCまで40cmかかる配置だとします。この場合、0.9mの製品は机の下側でほとんど余裕がありません。届くかどうかは、切替器を2台のPCの中間あたりに置けるかで変わります。直付け・一体型のケーブルを延長できるかは資料で確認できていないので、延長する前提では選ばない方が安全です。

どこで操作するかも、置き場所に関わります。400-SW038とSW-KVM2WHUは1.8mの手元スイッチがあるので、本体を机の奥や下に置いても、スイッチだけをキーボードの横に出せます。400-SW032はホットキーで操作するので、本体が手の届かない場所にあっても困りません。一方、400-SW041は本体のボタンで切り替えるため、本体を手の届く場所に置く必要があります。その位置から各PCまで、0.9mで届くかを確かめてください。

モニター側のケーブルも別に測ります。KVM2製品は、どちらもモニターへのHDMIケーブルを別に用意します。SW-KVM2WHUの付属品は、取扱説明書(保証書付き)だけです。400-SW038で4K 60Hzを使う場合、メーカーが指定するケーブルの規格は今回確認できませんでした。4K 60Hzへの対応を表示しているHDMIケーブルを選んでください。USB切替器の構成では、各PCからモニターへの映像ケーブルの長さを、同じように経路で測ります。

電源は次のとおりです。

  • 400-SW038:USBバスパワー(5V、最大280mA)で、通常はACアダプター不要。必要な場合はmicroUSBから外部の5V 500mAを供給
  • SW-KVM2WHU:USB給電(DC5V)で、ACアダプター不要
  • 400-SW032:USBバスパワー(DC5V、最大58mA)で、ACアダプター不要
  • 400-SW041:バスパワーでは4ポート合計900mA。別売りの5V 2A以上のUSB電源をつなぐと合計2900mA(電源とそのケーブルは付属しません)

400-SW041にWebカメラや外付けストレージなど電流を使う機器を複数つなぎ、合計が900mAを超えそうなら、外部電源も一緒に用意することになります。

ここで挙げた値は、切替器本体やつないだUSB機器を動かすための電源です。PCを充電する能力とは別の話です。今回の4製品はどれもPCへの充電機能を持たないので、ノートPCの充電は別に用意します。充電器の選び方は、USB-C充電器の用途別のおすすめで比べています。

KVMスイッチ2製品:映像とキーボード・マウスを1回の操作で切り替える

KVMスイッチは、HDMIの映像とUSBのキーボード・マウスを、1回の操作でまとめて切り替えます。モニターにHDMI入力が1つあれば使え、モニター側の入力切替は要りません。代わりに映像がKVMを通るので、モニターで使う解像度とHzが、KVMの公表条件に含まれている必要があります。

項目400-SW038SW-KVM2WHU
切り替える対象HDMI映像、USBキーボード・マウス、3.5mm音声・マイクHDMI映像、USBキーボード・マウス
公表の解像度・Hz4K(3840×2160/4096×2160)60/50/30/25/24Hz、1080p 60/50/30/24Hz、WUXGA対応。4096×2160・60HzはRGB 8bitのみ1920×1200/1080まで(4K非対応)。Hzは今回確認した公式資料では確認できず
ディスプレイエミュレーション(EDID)なし(切り替えるたびに切断・接続)あり(読み込み・保存・応答)
キーボードエミュレーションなし(切替後、数秒の再認識)あり
切替方法手元スイッチ1.8m(ホットキーの案内なし)手元スイッチ1.8m、ホットキー
PC側(PC1台あたり)HDMIオス1、USB-Aオス1、3.5mm音声・マイク(直付け、約1.13〜1.18m)HDMIオス1、USB-Aオス2(ケーブル一体型、0.9m)
モニター・キーボード・マウス側HDMIメス1、キーボード用USB-Aメス1、マウス用USB-Aメス1HDMIメス1、キーボード用USB-Aメス1、マウス用USB-Aメス1
モニターへのHDMIケーブル別途用意別途用意(付属品は取扱説明書のみ)
電源USBバスパワー5V最大280mA(必要時は外部5V 500mA)USB給電DC5V、AC不要
明記されている非対応Bluetooth、Nキーロールオーバー、キーボード内蔵ハブ(特殊キーに制限)Bluetooth・Unifying・Logi Bolt、Nキーロールオーバー、特殊キー、キーボード内蔵ハブ
動作保証外今回の資料では記載が見当たらずEIZO製モニター、BIOS上の操作
購入先400-SW038の購入先SW-KVM2WHUの購入先
KVMスイッチ2製品の比較(公式の製品ページ・説明書より、2026年10月16日確認)

サンワダイレクト 400-SW038:4K 60HzまでのHDMIモニター向けKVM

2台のPCのHDMI映像とUSBのキーボード・マウスに加えて、3.5mmの音声・マイクも、手元スイッチでまとめて切り替えるKVMスイッチです。今回の候補で4K 60Hzまで対応しているKVMは、この製品だけです。HDMI入力の4Kモニターを60Hzで使っていて、1回の操作で切り替えたいなら、まずここが候補になります。PCのスピーカーやヘッドセットを3.5mm端子で使っていて、音声も一緒に切り替えたい人にも向きます。

引き換えになるのは、切り替えた直後の動きです。ディスプレイエミュレーションもキーボードエミュレーションもないため、切り替えるたびに画面が一度切断・接続されます。キーボードとマウスも、認識し直すまで数秒かかります。切り替えの回数が多い使い方で、この待ち時間が気になるなら、SW-KVM2WHUかUSB切替器の構成の方が合います。

注文前には、次の点を確かめておきます。

  • モニターで使う解像度とHzが、説明書の対応表にあるか。WQHD(2560×1440)は、今回確認した対応表に記載が見当たりませんでした。
  • 直付けのケーブル(約1.13〜1.18m)が、切替器の置き場所から両方のPCまで届くか。
  • 音声を3.5mm端子で使う場合、PCの音声出力がHDMI側になっていると、3.5mmからは音が出ません。PCの設定で出力先を変える必要がある、と説明書にあります。
  • UnifyingやLogi Boltの受信機を使っている場合、対応は今回の資料では確認できていません。

ホットキーで切り替えたい人と、BluetoothやNキーロールオーバーのキーボードを使う人には向きません。モニターが4K 120Hzなど対応表にない条件で使うものなら、USB切替器の構成を検討してください。

製品ページと説明書:サンワダイレクト 400-SW038 製品ページ/400-SW038 取扱説明書(PDF)

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購入時は型番・セット内容を確認してください。Yahoo!のボタンは商品名・型番で探す検索です。

サンワサプライ SW-KVM2WHU:ホットキーとEDID保持を使えるフルHD向けKVM

1920×1200/1080までのHDMIモニター向けの、ケーブル一体型のKVMスイッチです。フルHDまたはWUXGAのモニターで、キーボードから手を離さずにホットキーで切り替えたい人に合います。400-SW038もフルHDに対応していますが、こちらはモニターのEDIDを保持するディスプレイエミュレーションと、キーボードエミュレーションを備えています。切り替えのたびに画面が外れる動きを避けたい人にとっては、ここが038との違いです。

購入前に必ず確かめたいのがHzです。対応Hzは、今回確認した公式資料では確認できませんでした。60Hzで使えるとも、それ以上で使えるとも資料からは読み取れません。自分のモニターで使うHzを決めたうえで、購入前にメーカーへ確認してください。

ほかに気をつけたい点もあります。ホットキーは「Ctrl→Ctrl→Enter」または「ScrollLock→ScrollLock→Enter」で、400-SW032のように2回押すだけではありません。PC1台につきHDMIを1本とUSB-Aを2本使い、ケーブルは各0.9mです。モニターへのHDMIケーブルは付属しないので、別に用意します。EIZO製モニターとBIOS上での操作は動作保証外で、指紋認証やタッチパッド付きのキーボードは、その機能が動かない場合があります。商品名の末尾が「WHUUS」の製品は別の型番なので、購入時は「SW-KVM2WHU」であることを確かめてください。

4K解像度で映す用途には使えません。Bluetooth、Unifying、Logi Boltのキーボード・マウスを使う人、EIZO製モニターを使う人、PCにUSB-Aを2口空けられない人も見送ってください。

製品ページ:サンワサプライ SW-KVM2WHU 製品ページ

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USB切替器2製品:映像はPCからモニターへ直結したまま

USB切替器は、USB機器だけを切り替えます。映像はPCからモニターへ直接つなぐので、切替器が映像の上限になることはありません。WQHDや高Hzのモニター、DisplayPortやUSB-C入力のモニターでも同じです。ただし、表示できる解像度・Hzは、PC・ケーブル・モニターの端子の組み合わせで決まります。映像はモニターの入力切替で選ぶので、操作は2回になります。

この配線では、モニターにPCごとの入力(合計2つ)が要ります。HDMI入力が1つしかないモニターなら、映像だけを切り替えるHDMI切替器(2入力1出力)を間に入れる組み合わせもあります。たとえばサンワサプライのSW-HD21は、2つの入力にPCを、1つの出力にモニターをつなぐHDMI切替器で、USBは切り替えません。この場合はHDMI切替器が映像の経路に入るので、その製品の解像度・Hz・HDCP・電源の条件も、「経路のいちばん低いところ」の候補に加わります。操作は、HDMI切替器とUSB切替器の2回です。

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項目400-SW032400-SW041
切り替える機器キーボード・マウスUSB機器4台(キーボード、マウス、メモリー、カメラ等。全機器の保証ではない)
機器側の口キーボード用1、マウス用1USB-A×2、USB-C×2(USB 3.2 Gen1 最大5Gbpsを全機器で共有。USB-Cの口は映像には使えない)
エミュレーションキーボードあり(マウスはスルー)記載なし
切替方法ホットキー(Ctrl 2回/ScrollLock 2回)本体ボタン、LED表示
PC側(PC1台あたり)USB-A直付け1本、0.9m専用ケーブル1本、0.9m(PC側USB-C、USB-A変換アダプター付属)
電源USBバスパワーDC5V最大58mA、AC不要4ポート合計900mA。別売の5V 2A以上の電源で合計2900mA
明記されている非対応Bluetooth・Unifying、Nキーロールオーバー(Logi Boltは確認できず)名指しの記載なし
切替時の注意ポートごとにWindows/macOSを設定記憶装置は安全な取り外しの後に切り替える。通信中は切り替えない
購入先400-SW032の購入先400-SW041の購入先
USB切替器2製品の比較(公式の製品ページ・説明書より、2026年10月16日確認)

サンワダイレクト 400-SW032:キーボードとマウスだけをホットキーで切り替える

キーボード用とマウス用の2つの口を持つUSB切替器です。キーボードのホットキー(Ctrlを2回、またはScrollLockを2回)で、接続先のPCを切り替えます。切り替えたいのはキーボードとマウスだけで、映像はモニターの入力切替で選べばよい人に合います。ホットキーで操作するので、本体は机の裏などに隠して置けます。電源はUSBバスパワー(最大58mA)で、ACアダプターも要りません。

無線のキーボード・マウスを使っている人は、受信機の方式で判断が分かれます。無線セットの共用レシーバーは、キーボード用の口に挿す配線が公式の図で案内されています。一方でUnifyingは非対応と明記されていて、Logi Boltは確認できませんでした。Bluetoothも非対応です。

ほかには、ポートごとにWindowsかmacOSかを設定する必要があります。WindowsとMacの組み合わせでも使えますが、この設定が要ります。PC側はUSB-Aの直付け(各0.9m)なので、USB-CしかないPCではUSB-Aへの変換が必要です。マウスはスルー方式で、切り替えたときの待ち時間をメーカーは数値で示していません。

汎用のUSBハブではないので、WebカメラやUSBメモリーも一緒に切り替えたい人には向きません。本体のボタンで切り替えたい人も、400-SW041の方が合います。

製品ページと説明書:サンワダイレクト 400-SW032 製品ページ/400-SW032 取扱説明書(PDF)

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サンワダイレクト 400-SW041:WebカメラなどUSB機器4台を本体ボタンで切り替える

キーボード、マウス、Webカメラ、USBメモリーなどを最大4台つなぎ、本体のボタンで2台のPCの間を切り替えるUSB切替器です。今回の候補で汎用の口を持つのはこの製品だけなので、キーボード・マウスに加えて、Webカメラや外付けストレージも2台のPCで共有したい人に合います。PC側の付属ケーブルは先がUSB-C(USB-A変換アダプター付き)です。そのため、USB-Cしか空いていないノートPCでもそのままつなげます。このUSB-Cはデータ用に使うので、映像出力に対応している必要はありません。

使い方の面で踏まえておきたいのは、切り替えると機器が元のPCから外れることです。外付けストレージは、OSで安全な取り外しをしてから切り替えます。通信中の切り替えは禁止されています。Web会議中にカメラを切り替えれば、会議アプリからもカメラが外れます。会議や転送の途中でも頻繁に切り替える使い方なら、この動きと合うかを先に考えてください。

電源はバスパワーで4ポート合計900mAです。機器の電流が足りない場合は、別売りの5V 2A以上の電源で、合計2900mAまで増やせます(電源とケーブルは付属しません)。本体のボタンで操作するので、本体を手の届く場所に置き、そこから各PCまで0.9mのケーブルで届くかを測ります。専用ケーブルを単品で入手できるかは、確認できていません。機器側のUSB-Cの口はモニターの映像入力には使えないので、映像は別にPCからモニターへつなぎます。

キーボード・マウスだけのために041を選ぶ場合は、受信機の方式ごとの対応や、キーボードエミュレーションについての記載がない点を踏まえてください。ホットキーで素早く切り替えたいなら400-SW032が候補になります。ただし032はUnifying非対応で、Logi Boltも確認できていません。その受信機を使っている人は、032に替えても解決するとは限らないので、メーカーへの確認を先にしてください。

製品ページと説明書:サンワダイレクト 400-SW041 製品ページ/400-SW041 取扱説明書(PDF)

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モニターが2台ある場合:各モニターの入力切替とUSB切替器で組む

今回のKVM2製品は、HDMIの映像を1系統だけ切り替える製品です。モニター2台をまとめて切り替える用途には使えません。

モニターが2台あるなら、USB切替器を使う構成が組みやすいです。各PCからそれぞれのモニターへ映像をつなぎ、2台のモニターの入力をそれぞれ切り替えます。キーボード・マウスはUSB切替器で切り替えます。映像の経路に切替器が入らない代わりに、操作は「モニター1の入力」「モニター2の入力」「USB切替器」の3回になります(構成から考えた手順です)。また、2台のPCが、それぞれ2画面分の映像を出せる必要があります。

2画面をまとめて切り替えるKVMスイッチもありますが、今回は候補として調べていません(2026年10月16日時点)。選ぶ場合は、その製品が何画面を、どの端子と解像度・Hzで扱うかを、製品の仕様で確かめてください。

買い足さなくてよい場合と、モニターごと替える方が合う場合

切替器を買わなくても、次のような場合は今の環境で足ります。

モニターの入力切替と、キーボード・マウス2組で困っていない場合:モニターにPCごとの入力があれば、映像はモニターの入力切替で選べます。キーボードとマウスを2組置ける机の広さがあり、持ち替えにも困っていないなら、切替器を足す理由は小さいです。

キーボード・マウス自体が複数台の切り替えに対応している場合:たとえばLogicoolは、Easy-Switchという機能を案内しています。最大3台の機器とペアリングしておき、ボタンで接続先を切り替える機能です。こうした機能を持つキーボード・マウスなら、モニターの入力切替と組み合わせるだけで、切替器なしで2台を使い分けられます。ただし、Bluetoothやレシーバー式のすべての機器にこの機能があるわけではありません。切り替えの方法と対応OSも機器ごとに違うので、手持ちの製品の説明で確かめてください。BluetoothのキーボードやマウスをPC内蔵の無線で使い続けたい人は、まずここを確認するのが近道です。

一方で、次の条件に当てはまるなら、外付けの切替器よりKVM機能付きのUSB-Cモニターへの買い替えが候補になります。

  • ノートPCの充電もUSB-Cケーブル1本にまとめたい
  • もともとモニターの買い替えを考えている
  • 今のモニターで使う解像度・Hz・端子が、今回のKVM2製品の条件で確認できず、それでも1回の操作で切り替えたい

ただ、KVM付きモニターに替えれば何でも1本で済むわけではありません。PCへ給電できる電力や表示できるHzは、モニターの機種とPCの組み合わせで決まります。また、2台目のPCも、モニターのUSB上流端子へつなぐ必要があります。具体的な機種と配線の条件は、USB-Cモニターのおすすめ(KVM・給電・LANで比較)で比べています。

注文前に、配線図を1枚書いて照合する

切替器は、本体だけを買っても、届いた日に使えないことがあります。変換アダプターやケーブル、電源が別に要る場合があるためです。注文前に紙に配線図を1枚書いて、次の順に照合してみてください。

  1. 2台のPCそれぞれについて、使う端子(HDMI、USB-A、USB-C)と、その端子が何に対応しているかを書く。
  2. 切替器を置く場所を決め、そこから各PCの端子までの配線の経路と長さを書く。
  3. 映像の経路と長さを書く。KVMなら切替器から、USB切替器なら各PCから、モニターの入力端子までです。モニターで使う解像度・Hzと、経路上の機器の対応も並べる。
  4. キーボード・マウスの接続方式(有線、レシーバーの種類、Bluetooth)と、ほかに切り替えたいUSB機器を書く。
  5. 線が足りない箇所に、別に買う物を書き出す(HDMIケーブル、変換アダプター、外部電源、ノートPCの充電器など)。

製品ごとの注意点は、各製品の節で説明しています。配線図のすべての線がつながるかをまず確認します。そのうえで、モニターで使う解像度・Hzと、使っているキーボード・マウスの方式が、選ぶ製品の条件に合うことを確認できたら、注文に進んでよいかなと思います。確認できない項目が残った場合は、その項目だけメーカーに問い合わせてから決めると、届いてから使えないという事態を避けやすくなります。

アイキャッチはAIで生成したイメージです。特定商品の実機写真ではありません。

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