外付けSSDの付属ケーブルが短い、なくしてしまった、L字の端子にしたい。そんなときに交換用のUSB-Cケーブルを探すと、10Gbps、20Gbps、USB4、Thunderboltと規格名が並んでいて、どれを選べばいいのか分かりにくいですよね。
この記事では、SSD側の端子がUSB-Cの外付けSSD(完成品のポータブルSSDや、SSDを組み込んだケース)とPCをつなぐケーブルを、接続規格ごとに比較します。PC側がUSB-Aの場合も別の節で扱います。SATAの変換ケーブルやSSD本体の選び方は扱いません。
比較には各メーカーの公式仕様を使っています。実機で速度を測ったり、使い心地を比べたりしたものではありません。仕様と価格は2026年9月27日時点で確認した内容です。価格はメーカー標準価格と公式ストアの販売価格が混ざっているので、価格の数字だけで製品同士を比べないでください。
先に結論:SSDの接続規格ごとのおすすめケーブル
選ぶ順番は「PCの端子とSSDの接続規格を確認する」→「その規格に対応したケーブルの中から、長さと端子の形で選ぶ」です。規格ごとの候補は次のとおりです。
- 10Gbps(USB 3.2 Gen2)のSSDを1mでつなぐ:サンワサプライ KU-10GCCP10010。L字なら同シリーズのKU-10GCCP100L10、認証の表記を重視するならエレコム USB3-CC5P10NBK、持ち歩いて束ねたいならエレコム MPA-CC1G10BK
- 10GbpsのSSDを離して置く:USB 3.2 Gen2への対応が明記されている、2mのサンワサプライ KU-20GCCPE20か、3mのサンワサプライ KU-20GCCP6030(給電は60Wまで)
- USB 3.2 Gen2x2(20Gbps)のSSD:まず付属ケーブル。交換するなら、Gen2x2を明記しているCable Matters 201345
- USB4(40Gbps)のSSDやケース:サンワサプライ KU-40GCCPE10、またはエレコム USB4-CCPE10NBK
- Thunderbolt 4の機器と兼用する:1mならAnker A84N0、2mならBelkin INZ002bt2MBK
- Thunderbolt 5の機器がある:Anker A84N1。USB4 Version 2.0(80Gbps)の機器ならエレコム USB4-V2CCE10NBK
- PC側がUSB-A:Anker A8465011
- 付属ケーブルで長さにも形にも困っていない:買い替える必要はありません
ケーブルを上位の規格にしても、SSDやPCが対応する速度より速くはなりません。通信は、つながっている機器とケーブルのうち、いちばん対応規格の低い部分に合わせて動きます。なので、「SSDとPCの両方が対応している規格」にケーブルを合わせるのが、無駄のない選び方です。
買う前に:付属ケーブルで足りていないか確認する
SSDにケーブルが付属しているなら、まずはそれを使うのが確実です。ASUSのサポート情報では、外付けSSDの速度が出ないときに、付属ケーブルと適切なポートを使うよう案内しています。USB 3.2 Gen2x2対応のSamsung T9のように、付属ケーブルの使用を推奨している製品もあります。
参考:ASUS サポート(外付けSSDの速度に関するFAQ)、Samsung Portable SSD T9 製品ページ(英語)
交換用のケーブルを検討するのは、次のような場合です。
- 付属ケーブルが短く、PCとSSDを置きたい場所まで届かない
- ポートの周りが狭く、まっすぐな端子だとほかのケーブルや机にぶつかる
- 付属ケーブルをなくした、または傷んでいる
- PC側がUSB-Aで、付属ケーブルの端子が合わない
速度に不満があるだけなら、ケーブルより先にPCのポートの規格や、途中のハブを確認した方が原因にたどり着きやすいです。確認の手順は記事の後半「ケーブルを替えても速くならないときに確認すること」で説明します。
PCの端子とSSDの接続規格を確認する
USB-Cは端子の形で、通信規格は別に決まる
USB-Cは差し込み口の形の名前です。同じ形でも、使われる通信規格はUSB 2.0(480Mbps)からUSB 3.2、USB4、Thunderboltまでさまざまです。
実際の通信は、PCのポート、SSD(またはケース)、ケーブル、途中にハブがあればハブも含め、すべてが対応している規格で決まります。どこか一つが低い規格にしか対応していなければ、そこに合わせて動きます。
給電が240Wに対応した充電ケーブルでも、データ通信はUSB 2.0の480Mbpsまで、という製品があります。W数が大きくても通信が速いとは限りません。なので、SSD用のケーブルは給電ではなく通信速度の表記を見て選びます。USB-IFの現行の認証表示でも、USB 2.0以外のケーブルにはデータ速度の表示が必要とされています(USB-IF ケーブル・コネクタの表示(英語))。
Gbpsは接続規格の上限で、SSDの読み書き速度ではない
10Gbpsや40Gbpsは、接続規格が扱える最大の通信速度です。一方、SSDの速度はMB/sで書かれることが多く、SSD本体の性能、PC、ファイルの種類などでも変わります。
なので、ケーブルのGbpsの数字から「このケーブルならSSDが何MB/sになる」と見積もることはできません。ケーブル選びで大事なのは、SSDとPCが対応する規格の上限を、ケーブルが下回らないようにすることです。
USB 3.2 Gen2x2の20GbpsとUSB4の20Gbpsは別の規格
「20Gbps」という数字は、USB 3.2 Gen2x2とUSB4(20Gbps)の両方に出てきます。数字は同じでも、通信の方式が違う別の規格です。サンワサプライのようにUSB4の20Gbpsを「USB4 Gen2×2」と表記するメーカーもあるので、名前が似ていて特に混同しやすいところです。
いちばん大事なのはPC側です。USB 3.2 Gen2x2のSSDを20Gbpsで使うには、PCのポートもUSB 3.2 Gen2x2に対応している必要があります。USB4やThunderboltのポートを持つPCでも、Gen2x2に対応しているとは限りません。ASUSのサポート情報でも、20Gbpsで使うにはGen2x2対応のポートか確認するよう案内されています。
ケーブルについては、今回確認したUSB4やThunderboltのケーブルの公式仕様に、Gen2x2での20Gbps動作は書かれていませんでした。対応していないという意味ではありませんが、書かれていない以上、Gen2x2の20Gbpsを目的に買う決め手にはできません。Gen2x2のSSDには、付属ケーブルか、Gen2x2への対応を明記したケーブルを優先します。
Thunderbolt対応のSSDは、PC側の対応も確認する
Thunderbolt対応のSSDやケースには、USBでもつなげる製品と、Thunderboltでしか接続できない製品があります。Thunderboltでしか接続できない製品は、PC側にも対応するポートが必要です。どちらに当たるかは、SSDの仕様で確認してください。
SSD用ならW数(給電)は決め手になりにくい
ケーブルには100W、240Wといった給電の上限も書かれています。これはPCやスマホの充電に関わる数字で、SSDの転送速度とは別のものです。SSDとの接続だけに使うなら、W数の違いは選ぶ理由になりにくいです。同じケーブルでノートPCの充電もしたい場合に意味を持ちます。
比較表:外付けSSD向けUSB-C to USB-Cケーブル
表の数値はメーカーの公表値です。長さは「端子を含む」「端子を含まない」の測り方がメーカーによって違うため、公式ページで分かったものは書き添えています。価格は種類がそろわないため表には入れず、各製品の節に書いています。
| 製品(型番) | 長さ | 通信規格・最大速度 | 給電 | 特徴 | 向くSSD・使い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンワサプライ KU-10GCCP10010 購入先 | 1m | 10Gbps | 100W | ストレート、径5.3mm、約46g | 10GbpsのSSDを1mでつなぐ基本候補 |
| サンワサプライ KU-10GCCP100L10 購入先 | 1m | 10Gbps | 100W | 片側L字、径5.3mm、約48g | 10GbpsのSSDで端子の干渉を避けたい |
| エレコム USB3-CC5P10NBK 購入先 | 1m(端子を含む) | 10Gbps(USB3.1正規認証) | 100W | 径4.6mm | 10Gbpsで認証の表記を重視 |
| エレコム MPA-CC1G10BK 購入先 | 1m(端子を含まない) | 10Gbps(USB 3.2 Gen2準拠) | 100W | 結束バンド付き、径5.2mm | 10GbpsのSSDと一緒に持ち歩く |
| サンワサプライ KU-20GCCPE20 購入先 | 2m | USB4 20Gbps(USB 3.2 Gen2・Gen1対応を明記) | 240W | USB-IF認証、径5.0mm、約84.2g | 10GbpsのSSDを2m離して置く |
| サンワサプライ KU-20GCCP6030 購入先 | 3m | USB4 20Gbps(USB 3.2 Gen2・Gen1対応を明記) | 60W | パッシブ、USB-IF認証、メッシュ、径5.6mm | 10GbpsのSSDを3m離して置く |
| Cable Matters 201345 購入先 | 0.9m(国内販売ページで確認できた長さ) | USB 3.2 Gen2x2 最大20Gbps | 240W | 片側90度L字。USB4 40Gbps・Thunderbolt 3/4の通信は非対応 | Gen2x2のSSDの交換用 |
| サンワサプライ KU-40GCCPE10 購入先 | 1m | USB4 40Gbps | 240W | USB-IF認証 | USB4のSSD・ケース |
| エレコム USB4-CCPE10NBK 購入先 | 1m(端子を含む) | USB4 40Gbps | 240W | USB-IF認証、径4.7mm | USB4のSSD・ケース |
| Anker A84N0(A84N0011) 購入先 | 1m | Thunderbolt 4 40Gbps(認証品) | 240W | Thunderbolt 4認証 | Thunderbolt 4のドック・画面と兼用 |
| Belkin INZ002bt2MBK 購入先 | 2m | Thunderbolt 4 40Gbps(アクティブ) | 100W | Thunderbolt 3・USB4・USB 3.2・USB 2.0互換をメーカーが記載 | 2m先のThunderbolt機器 |
| Anker A84N1 購入先 | 0.5m/1m | Thunderbolt 5 80Gbps(認証品) | 240W | 映像向けBandwidth Boost時は一方向最大120Gbps | Thunderbolt 5のSSD・ドック |
| エレコム USB4-V2CCE10NBK 購入先 | 1m | USB 80Gbps(USB4 Version 2.0認証) | 240W | 8K60Hz。60Hzを超えるリフレッシュレートは保証外とメーカーが注記 | USB4 Version 2.0の80Gbps機器 |
ここからは、SSDの規格ごとに、どれを選ぶと良いか、近い候補とどこが違うか、どんな場合は見送るかを説明します。
10Gbps(USB 3.2 Gen2)のSSDにおすすめのケーブル
10GbpsのSSDなら、10Gbps対応のケーブルで足ります。下位規格への互換がある上位規格のケーブルも使えますが、SSDが10Gbpsまでなら速度は変わりません。なので、この節では10Gbpsのケーブルから長さと形で選びます。
基本の1本:サンワサプライ KU-10GCCP10010
1m、10Gbps、100W給電、DP Alt Modeでの4K60Hzの映像出力に対応した、ストレート端子のケーブルです。PCのそばにSSDを置いて1mで届くなら、まずはこれを候補にしてよいと思います。
選ぶ理由は、SSDに必要な10Gbpsを満たしたうえで、太さ(径5.3mm)、重さ(約46g)、最小曲げ半径(80mm)まで公表されていて、配線のしかたを事前に考えやすいことです。映像出力にも対応しているので、あとでUSB-Cモニターの接続に使い回すこともできます(映像を出すには、PCとモニター側の対応も必要です)。
見送るのは、1mでは届かない場合、ポートの周りが狭くストレートの端子では干渉する場合、認証の表記がある製品を選びたい場合です。今回確認した公式ページでは、この製品のUSB-IF認証の記載は見つかりませんでした。メーカー標準価格は1,980円です。
仕様の出典:サンワサプライ KU-10GCCP10010 製品ページ
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Amazonの購入対象:サンワサプライ USB Type-Cケーブル 10Gbps PD100W 配線を1本化 外部モニター用 1m KU-10GCCP10010
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L字にしたいなら:サンワサプライ KU-10GCCP100L10
KU-10GCCP10010と同じシリーズで、片側がL字になったモデルです。1m、10Gbps、100W、4K60Hz、径5.3mm、最小曲げ半径80mmは共通で、重さは約48gです。
違いはケーブルが出ていく方向です。ノートPCの側面ポートのすぐ横に別のケーブルが挿さっている、PCを壁際に寄せたいなど、まっすぐな端子が飛び出すと邪魔になる配置なら、こちらを選ぶ理由があります。
ただし、L字はケーブルの出る向きが限られるので、ポートの向きや隣の端子との位置関係によっては、かえってぶつかることもあります。まっすぐ挿せる余裕があるなら、ストレートのKU-10GCCP10010で十分です。メーカー標準価格は2,200円です。
仕様の出典:サンワサプライ KU-10GCCP100L10 製品ページ
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認証表記と細さを重視するなら:エレコム USB3-CC5P10NBK
1m(端子を含む長さ)、10Gbps、100W、Alt Mode対応で、USB3.1の正規認証品とされているケーブルです。径は4.6mmと、今回の10Gbpsの候補の中では最も細い公表値です。
サンワサプライの2本と比べたときの選ぶ理由は、認証が明記されていることと、ケーブルの細さです。10Gbpsのケーブルが多すぎて迷うとき、認証の有無を判断材料にしたい人に向いています。
見送るのは、L字の端子が必要な場合と、1mでは足りない場合です。映像出力(Alt Mode)には対応していますが、使えるリフレッシュレートの詳細は今回の確認範囲では分かりませんでした。モニターとの兼用を重視するなら、公式ページで対応条件を確かめてください。
仕様の出典:エレコム USB3-CC5P10NBK 製品ページ
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SSDと一緒に持ち歩くなら:エレコム MPA-CC1G10BK
1m(端子を含まない長さ)、USB 3.2 Gen2準拠の10Gbps、100W、Alt Mode対応、径5.2mmのケーブルです。ほかの10Gbpsの候補との違いは、結束バンドが付いていることです。
SSDとケーブルをいっしょにバッグへ入れて持ち出す人なら、ケーブルをまとめておける点が選ぶ理由になります。
見送るのは、認証の明記を重視する場合です。この製品の表記は「USB 3.2 Gen2準拠」で、USB3-CC5P10NBKの「正規認証」とは区別されています。認証を重視するならUSB3-CC5P10NBKの方が合います。メーカー標準価格は3,531円です。
仕様の出典:エレコム MPA-CC1G10BK 製品ページ
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10GbpsのSSDを2m・3m離して置くなら
今回確認した10Gbpsのケーブルはどれも1m前後です。2m以上が必要な場合は、USB4の20Gbpsケーブルのうち、下位のUSB 3.2 Gen2への対応が公式仕様に明記されているものを選びます。次の2本はどちらも明記されているので、必要な長さと給電の条件で選び分けます。
2m:サンワサプライ KU-20GCCPE20
USB4の20Gbps(メーカー表記はUSB4 Gen2×2)、240W、4K60Hz、USB-IF認証、径5.0mm、約84.2gの2mのケーブルです。公式仕様でUSB 3.2 Gen2・Gen1への対応が明記されているので、10GbpsのSSDを2m離して置く用途に選べます。
3mのKU-20GCCP6030と比べると、給電が240Wまで対応しているので、同じケーブルで高出力のノートPC充電にも使いたい場合はこちらが合います。
注意点は2つあります。1つは、USB 3.2 Gen2x2の20Gbpsでの動作は公式仕様に書かれていないことです。Gen2x2のSSDを20Gbpsで使う目的なら、このケーブルを決め手にはできません。もう1つは重さで、公表値は1mのKU-10GCCP10010(約46g)の2倍近くあります。1mで届くなら、10Gbpsの1mの候補の方が軽く済みます。
仕様の出典:サンワサプライ KU-20GCCPE20 製品ページ
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Amazonの購入対象:サンワサプライ USB20Gbps(USB4 Gen2×2)Type-C ケーブル KU-20GCCPE20
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3m:サンワサプライ KU-20GCCP6030
USB4の20Gbps、パッシブ型の3mのケーブルです。60W(20V/3A)給電、4K60Hz、USB-IF認証で、径5.6mmのメッシュ被覆とシリコンタイが付いています。公式仕様のコネクタ欄に、USB 3.2 Gen2/Gen1・USB 3.1 Gen2/Gen1への対応が明記されています。
なので、離れた机やラックに置いた10GbpsのSSDまで3mで届かせたい場合の候補になります。2mで届かない配置なら、今回の候補ではこれが選択肢です。
見送るのは、2mで届く場合と、同じケーブルでノートPCを65W以上で充電したい場合です。給電は60Wまでなので、その用途を兼ねるなら2mのKU-20GCCPE20の方が合います。また、KU-20GCCPE20と同じく、USB 3.2 Gen2x2の20Gbpsでの動作は公式仕様に書かれていません。
仕様の出典:サンワサプライ KU-20GCCP6030 製品ページ
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Amazonの購入対象:サンワサプライ USB20Gbps Type-Cケーブル(PD60W・3m) KU-20GCCP6030
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USB 3.2 Gen2x2(20Gbps)のSSDには:付属ケーブルかCable Matters 201345
Gen2x2は、ケーブル選びでいちばん迷いやすい規格です。前半で書いたとおり、USB4やThunderboltのケーブルは、今回確認した公式仕様にGen2x2の20Gbps動作が書かれていないため、その速度を目的に選ぶ根拠にはなりません。
なので、Gen2x2のSSDはまず付属ケーブルで使うのが確実です。付属ケーブルが使えない場合は、Gen2x2対応を明記したケーブルを選びます。
Cable Matters 201345
公式ページで、USB 3.2 Gen2x2の最大20Gbps、240W給電、片側90度のL字端子と明記されているケーブルです。国内の販売ページで確認できたのは0.9mのモデル(201345-3)です。
選ぶ理由は、今回の候補の中でGen2x2への対応を明記しているのがこの製品だけであることです。付属ケーブルをなくした、L字にして端子の干渉を避けたい、というGen2x2のSSDの交換用に向いています。
見送るのは、USB4やThunderboltの機器と兼用したい場合です。USB4やThunderboltのポートに挿すことはできても、USB4の40GbpsやThunderbolt 3/4の通信には対応していません。USB4やThunderboltのSSDには、次の節のケーブルを選んでください。また、PC側のポートがGen2x2に対応していなければ、このケーブルでも20Gbpsにはなりません。販売店によって扱う長さや価格が異なるので、購入時は型番(0.9mなら201345-3)と長さが合っているかを販売ページで確かめてください。
仕様の出典:Cable Matters 20Gbps 90度L字USB-Cケーブル 製品ページ(英語)
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Amazonの購入対象:Cable Matters 20Gbps L字 USB C ケーブル 0.9m 240W充電
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USB4・Thunderbolt対応のSSDやケースにおすすめのケーブル
USB4(40Gbps)やThunderbolt対応のSSD・ケースをその速度で使うには、同じ規格に対応したケーブルが必要です。ここでは「USB4の機器として使う」か「Thunderboltの機器と兼用する」かで候補を分けます。
USB4 40Gbpsの1m:サンワサプライ KU-40GCCPE10/エレコム USB4-CCPE10NBK
どちらも1m、USB4 40Gbps、240W、Alt Mode対応、USB-IF認証の、仕様がよく似たケーブルです。USB4 40GbpsのSSDケースなど、USB4としてつなぐ機器が中心の人に向いています。
公表されている速度と給電は同じで、速度を測って比べたわけでもないので、性能の優劣はつけていません。寸法は、エレコムが端子を含む1m・径4.7mm、サンワサプライが1m・径4.8mm・約47.8gです。サンワの長さ表記には端子を含むかの明記を確認できていないので、ぎりぎり届く配線なら購入前に確認してください。あとは買いやすい販売店で選んでかまいません。
見送るのは、Thunderboltの認証を受けたケーブルがほしい場合です。USB-IFの認証とThunderboltの認証は別のものなので、その場合は次のAnker A84N0を選びます。1mでは届かない場合は、2mのBelkin INZ002bt2MBKが比較先です。また、USB 3.2 Gen2x2のSSDで20Gbpsを使いたい場合は、この2本の公式仕様にGen2x2の記載が見当たらないため、付属ケーブルかCable Matters 201345を優先します。
仕様の出典:サンワサプライ KU-40GCCPE10 製品ページ、エレコム USB4-CCPE10NBK 製品ページ
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Thunderbolt 4と兼用するなら:Anker A84N0
Thunderbolt 4の認証を受けた、40Gbps、240Wの1mのケーブルです。映像は単画面で最大8K、2画面で各4Kとされています(リフレッシュレートは今回の確認範囲では分かりませんでした)。
SSDだけでなく、Thunderbolt 4のドックや対応ディスプレイにも同じケーブルを使いたい場合に有力です。USB4 40Gbpsの2本と比べると、Thunderbolt 4の認証が明記されている点が選ぶ理由です。Anker公式ストアの販売価格は4,490円です。
見送るのは、1mでは届かない場合です。2m必要ならBelkin INZ002bt2MBKが比較先になります。
仕様の出典:Anker A84N0 製品ページ
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Amazonの購入対象:Anker A84N0011(1m・ブラック)
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2mのThunderbolt 4:Belkin INZ002bt2MBK
2mのアクティブ型Thunderbolt 4ケーブルで、40Gbps、100W給電です。メーカーはThunderbolt 3、USB4、USB 3.2、USB 2.0との互換性を記載しています。
机の下や離れた棚にThunderbolt対応のSSDやドックを置いていて、2m離しても40Gbpsの規格でつなぎたい場合に向いています。
見送るのは、100Wを超える給電も同じケーブルで行いたい場合と、1mで足りる場合です。1mで届くなら、給電の上限が240Wと高いA84N0の方が、ノートPCの充電も兼ねやすくなります。USB 3.2との互換は記載されていますが、Gen2x2の20Gbpsでの動作までは書かれていません。国内の公式販売店へのリンクがメーカーページにあるので、購入時は型番(INZ002bt2MBK)と長さを確認してください。
仕様の出典:Belkin Thunderbolt 4 ケーブル 製品ページ
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リンクAmazonで見る購入対象:ブラック2m100W40Gbps。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:Belkin Thunderbolt 4 ケーブル 2m 40Gbps 100W PD 8K対応 USB4準拠 ブラック
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Thunderbolt 5の機器があるなら:Anker A84N1
Thunderbolt 5の認証を受けた、80Gbps、240Wのケーブルで、0.5mと1mがあります。映像向けのBandwidth Boost使用時は一方向で最大120Gbps、対応環境では最大8Kの2画面出力とされています。
Thunderbolt 5対応のSSDやドックをすでに持っている場合の候補です。なお、120Gbpsは映像向けに一方向の帯域を広げるモードの数値で、Thunderbolt 5の通常の双方向の帯域は80Gbpsです。SSDの転送が120Gbpsになるという意味ではありません(IntelによるThunderbolt 5の発表(英語))。
見送るのは、SSDもPCもThunderbolt 4やUSB4(40Gbps)までの場合です。その環境ならA84N0が比較先になります。Anker公式ストアの表示は「4,790円から」で、長さによって価格が異なる場合があるので、1mの価格は購入ページで確認してください。
仕様の出典:Anker A84N1 製品ページ
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リンクAmazonで見る購入対象:Anker A84N1 0.5m/1m。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。販売ページで必要な長さ(0.5mまたは1m)を選択してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:Anker Prime USB-C & USB-C ケーブル Thunderbolt 5 (240W, 80Gbps) 1.0m
「探す」は商品名・型番での検索です。購入時は型番・色・長さ・セット内容を確認してください。
USB4 Version 2.0(80Gbps)の機器があるなら:エレコム USB4-V2CCE10NBK
USB 80Gbps(USB4 Version 2.0)の認証を受けた1mのケーブルで、240W給電、8K60Hzに対応しています。メーカーは、各解像度で60Hzを超えるリフレッシュレートは保証しないと注記しています。
USB4 Version 2.0の80Gbpsの機器があり、その規格の認証を明記したケーブルを選びたい人向けです。Thunderbolt 5の認証を重視するなら、A84N1が比較先になります。
見送るのは、SSDやPCが40Gbpsまでの場合です。また、高リフレッシュレートのモニターとの兼用を考えている場合も、上の注記があるため選ぶ理由になりません。
仕様の出典:エレコム USB4-V2CCE10NBK 製品ページ
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リンクAmazonで見る購入対象:ブラック1m240W80Gbps。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:エレコム USB-C ケーブル 1m USB4 240W 高速データ転送 USB PD対応 最大80Gbps 8K/60Hz [Thuderbolt 5 / 4 / 3, USB3.x / 2.0 互換] 【USB-IF正規認証品】 USB4-V2CCE10NBK
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PC側がUSB-Aの場合:Anker A8465011
PC側の端子がUSB-A、SSD側がUSB-Cなら、USB-A to USB-Cのケーブルを使います。
| 製品(型番) | 長さ | 通信規格・最大速度 | 素材 | 価格(種類) |
|---|---|---|---|---|
| Anker A8465011(A8465) 購入先 | 0.9m | USB 3.1 Gen2 最大10Gbps | TPE | 1,690円(Anker公式ストア) |
選ぶ理由は、USB-Aのケーブルでも10Gbpsの規格に対応していることです。USB-Aのケーブルには通信が遅い規格のものもあるので、SSD用ならこの対応が前提になります。
ただし、10Gbpsになるのは、PCのUSB-Aポートも10Gbpsに対応している場合です。それより遅いポートなら、そのポートの速度が上限になります。Thunderboltでしか接続できないSSDは対象外で、20GbpsのGen2x2やUSB4のSSDをこのケーブルでつないでも、その速度にはなりません。
PCにUSB-Cポートもある場合は、共通の規格で考えます。SSDとPCの共通の規格が10Gbpsなら、USB-AでもUSB-Cでも上限は同じなので、空いているポートや配線のしやすさで選んでかまいません。USB-C to USB-Cのケーブルを選ぶ意味が出るのは、SSDとPCのUSB-Cポートがどちらも20Gbps以上の規格に対応していて、その速度を使いたい場合です。そのときは、このケーブルではなく、上の節から規格に合うケーブルを選びます。
仕様の出典:Anker A8465 製品ページ
広告掲載商品の購入先
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広告 Anker A8465011の購入先
リンクAmazonで見る購入対象:ブラック0.9m USB-A/C 単品1本。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:Anker PowerLine II USB-C & USB-A ケーブル (USB3.1 Gen2対応) 0.9m
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長さ・L字・置き方で失敗しないために
長さは「届く中でいちばん短いもの」を基準にする
長いケーブルは置き場所の自由度が上がる一方、今回の候補では2m以上の選択肢が限られ、重さも増えます。たとえば2mのKU-20GCCPE20は約84.2gで、1mのKU-10GCCP10010(約46g)より重い公表値です。3mのKU-20GCCP6030は給電が60Wまでになります。PCとSSDの置き場所を決めてから、届く中でいちばん短い長さを選ぶと、余ったケーブルの処理に困りにくくなります。
長さの表記は、メーカーによって「端子を含む」「端子を含まない」が違います。たとえばエレコムのUSB3-CC5P10NBKは端子を含む1m、MPA-CC1G10BKは端子を含まない1mです。ぎりぎり届くかどうかで迷うときは、公式ページの寸法を確認してください。
L字は干渉を避けたいときに選び、曲げすぎに注意する
L字の端子は、ポートの横に余裕がないときに役立ちます。一方で出る向きが限られるので、ポートの向きと周りの端子の位置を見てから選びます。まっすぐ挿せるなら、ストレートの端子で問題ありません。
狭い場所でケーブルを急に折り曲げる配線は避けます。サンワサプライのKU-10GCCPシリーズは最小曲げ半径を80mmと公表しているので、ケーブルを曲げる余裕がどれくらいあるかの目安にできます。
バックアップ中に抜けない配置にする
バックアップや大きなファイルのコピー中にケーブルが抜けると、コピーのやり直しになったり、書き込み途中のデータが正しく保存されなかったりすることがあります。SSDがぶら下がったり、ケーブルがぴんと張ったりしない長さを選ぶのがおすすめです。取り外すときは、使っているOSの案内に従って取り外しの操作をしてから抜きましょう。
ケーブルを替えても速くならないときに確認すること
ケーブルを交換しても速度が変わらない場合は、ほかの部分が上限になっている可能性があります。次の順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
- PCのポートの規格:10Gbps、Gen2x2、USB4、Thunderboltなど。同じPCでもポートごとに対応が違うことがあります
- 途中のハブやドック:経由している場合は、その対応速度が上限になります。PCに直接つないで比べてみます
- 付属ケーブル:付属ケーブルに戻したときに変わるかを確認します
- SSD本体の対応規格:SSDやケースがどの規格まで対応しているかを、仕様で確認します
ケーブルは、SSDとPCの規格に届いていない場合に速度を下げる原因になります。しかし、SSDとPCの対応を超えて速くするものではありません。
まとめ:SSDとPCの共通の規格に合わせて、長さと形で選ぶ
- 付属ケーブルで困っていなければ、買い替えは不要
- 10GbpsのSSD:1mならKU-10GCCP10010を基本に、L字はKU-10GCCP100L10、認証重視はUSB3-CC5P10NBK、持ち歩きはMPA-CC1G10BK。2mならKU-20GCCPE20、3mならKU-20GCCP6030(給電60Wまで)
- Gen2x2(20Gbps)のSSD:まず付属ケーブル。交換するならGen2x2を明記したCable Matters 201345。PC側のポートもGen2x2対応が必要
- USB4 40Gbpsの機器:KU-40GCCPE10かUSB4-CCPE10NBK
- Thunderbolt機器と兼用:TB4はA84N0(2mならBelkin INZ002bt2MBK)、TB5はA84N1。80GbpsのUSB4 Version 2.0機器ならUSB4-V2CCE10NBK
- PC側がUSB-A:A8465011。速度の上限はPCのUSB-Aポート次第で、共通の規格が10GbpsならUSB-Cでつないでも上限は同じ
SSD以外にも、充電や映像出力などの用途でUSB-Cケーブルを選びたい場合は、用途別のUSB-Cケーブルのおすすめで必要な種類から確認できます。USB-Cケーブルの規格や表記をもう少し詳しく知りたい場合はUSB-Cケーブルの解説記事を、同じケーブルをモニター接続にも使いたい場合はUSB-Cでモニターにつなぐときの解説もあわせて読んでみてください。
アイキャッチはAIで生成したイメージで、実機写真ではありません。
