机でノートPCやスマホ、イヤホンなどを充電していると、コンセントの口もACアダプターも足りなくなってきます。この記事では、机に置いて使う電源コード式のUSB充電器7機種を比べて、使い方ごとにどれを選べばよいかをまとめます。
比較の根拠は、メーカー公式の仕様と取扱説明書です。実機は使っておらず、発熱や実際の充電速度も測っていません。表の「最大〇W」は公称の上限です。その電力が常に出続けるという意味ではありません。仕様と価格は2026年9月27日に確認しました。
先に結論:使い方別の第一候補
- ノートPC2台に100Wずつ出しながら、スマホも充電したい:Anker Prime Charger(250W, 6 Ports, GaN)を固定配分モードで使う
- ノートPC2台に100Wずつ出せればよい、またはPC1台とタブレット・スマホをまとめて充電したい:Anker Prime Charger(200W, 6 Ports, GaN)
- 140W入力に対応するPCと100WのPCを並べて使う:Anker Prime Desktop Charger(240W, 4 Ports, GaN)。口を6つにしたい場合は250Wモデルのマニュアルモード
- 45W程度までのPCやタブレットと、20Wで足りるスマホを狭い机で充電する:CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67W
- 机の端に固定して、手元で抜き差ししたい:サンワサプライ ACA-PD106BK
- 家族のスマホや小物をまとめて、予算を抑えて充電したい:Anker Charger(112W, 6 Ports, GaN)
- USB-Cのスマホを何台も置く共有の充電場所を作りたい:サンワサプライ ACA-PD98
ただ、今のPC用ACアダプターとスマホの充電器で足りていて、コンセントの空きにも困っていないなら、新しく買う必要はありません。卓上充電器が役に立つのは、ACアダプターを1台にまとめたいとき、机の上で抜き差ししやすくしたいとき、充電する機器が増えたときです。
持ち運び用やスマホ用も含めたUSB-C充電器全体の選び方は、USB-C充電器のおすすめまとめで整理しています。
卓上USB充電器を選ぶ順番
卓上充電器で迷いやすいのは、製品名に入っている大きなW数です。200Wや250Wと書かれていても、1つの口から200W出るわけではありません。何台つないでも全部の機器が最速で充電される、という意味でもありません。
なので、次の順番で条件を1つずつ確かめると、候補を絞りやすくなります。
1. 機器ごとに必要なW数を書き出す
最初に、同時に充電したい機器と、それぞれが必要とする電力を書き出します。ノートPCなら、付属ACアダプターのW数や、メーカーが案内しているUSB-C充電の条件が目安になります。
たとえば65WのPCとスマホを同時に充電したいなら、PCをつなぐ口で65W前後、同時に別の口でスマホに必要な分が出る組み合わせが要ります。合計の数字ではなく、どの口にどれだけ配分されるかで判断します。
PCが必要とするW数より低い充電器につないだ場合、充電できる機種もあります。ただ、使いながらだと電池が減る、充電が始まらない、といったことが起きる場合があります。どうなるかはPCによるので、PCメーカーのUSB-C充電の説明を確認してください。
2. 機器側が対応する充電方式を確かめる
USB-Cの端子があっても、そのPCがUSB-Cから充電できるとは限りません。USB Power Delivery(USB PD)での受電に対応した端子かどうかを、PCの仕様で確認します。映像出力に対応しているかどうかも端子ごとに違うので、形だけで判断しないほうが安心です。
スマホは、機種によって急速充電の方式が違います。USB PDで急速充電する機種のほかに、PPS(電圧を細かく調整しながら充電する方式)を使う機種もあります。
今回の7機種のうち、公式情報でPPS対応を確認できたのは、CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67W(製品仕様に5〜11V・5Aの記載)と、Anker Prime Desktop Charger(240W)(商品ページに「PPS規格対応」の記載)です。ほかの5機種は、この記事では確認できていません。確認できていないだけで、非対応という意味ではありません。PPSで急速充電したいスマホを使う場合は、対応の有無と電圧・電流の範囲を公式ページや販売ページで確かめてください。
3. 充電器の「単独」と「同時」の出力を分けて見る
充電器の仕様には、1つの口だけを使ったときの出力(単独)と、複数の口を使ったときの配分(同時)が別々に書かれています。
たとえばAnker Charger(112W, 6 Ports, GaN)は、6口を合わせた出力が112Wです。一方で、いちばん出力の高いUSB-C1でも単独で30Wまでしか出ません。112Wという数字だけを見て「65WのPCにも足りる」と考えると、PCに届く電力が足りなくなります。
合計出力と配分の関係は、USB-C充電器の電力配分の記事で詳しく説明しています。
4. W数に合ったケーブルを用意する
充電器の出力が高くても、ケーブルが対応していなければその電力で充電できません。
- 60Wを超える(3Aを超える)充電には、5A対応のUSB-Cケーブルが必要です。
- 140Wで充電するには、EPR対応の240Wケーブルが必要です。そのうえで、PC側と充電経路が28Vでの受電に対応している必要があります。
- Lightning端子の旧iPhoneには、対応するUSB-C to Lightningケーブルを使います。
USBケーブルが付属しない充電器もあります。今回の7機種では、Anker Prime Desktop Charger(240W)はUSBケーブルが別売、Anker Charger(112W)も公式の注意書きでUSBケーブルは付属しないと案内されています。CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67Wの付属品は、説明書とACコードです。ほかの機種も、USBケーブルが付く前提にせず、購入前に付属品を確認してください。手持ちのケーブルが何Wに対応しているか分からない場合も、充電器と一緒に確かめておくと安心です。
5. 机のどこに置き、どう抜き差しするかを決める
最後に、机の上での使い方を考えます。本体を天板に置くのか、机の端に固定するのか。コンセントから机まではどれくらい離れているのか。電源コードの長さや、端子が手の届く向きにあるかによって、毎日の使いやすさが変わります。
USB充電器はハブやドックの代わりにならない
USB充電器は電気を送るための機器で、データ通信や映像出力の口を増やすものではありません。モニターやUSBメモリなどをつなぐ口を増やしたい場合は、充電器とは別にハブやドックが必要です。
7機種の仕様比較表
価格の種類はメーカーごとに違います。Ankerは公式サイトの表示価格(税込・クーポン適用前)、CIOはメーカー希望小売価格(税込)、サンワサプライは標準価格(税込)です。種類が違うので、メーカーをまたいだ金額の差は実売の差ではありません。実売の最安値を比べたものでもないため、購入時の価格は販売ページで確認してください。
| 機種 | 価格(種類) | 端子 | USB-C単独の最大 | 全体の最大 | 本体サイズ・重さ | 電源コード |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Anker Prime Charger(250W, 6 Ports, GaN) 購入先 | 22,990円(公式表示) | USB-C×4、USB-A×2 | 140W(USB-C1) | 250W | 106×93×40mm/640g | 1.5m |
| Anker Prime Charger(200W, 6 Ports, GaN) 購入先 | 12,990円(公式表示) | USB-C×4、USB-A×2 | 100W | 200W(5〜6口使用時は合計199W) | 112×76×35mm/567g | 1.5m |
| Anker Prime Desktop Charger(240W, 4 Ports, GaN) 購入先 | 19,990円(公式表示) | USB-C×3、USB-A×1 | 140W(USB-C1)、100W(USB-C2・C3) | 240W | 105×79×34mm/656g(スタンド別) | 取り外し不可(長さは未確認) |
| CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67W 購入先 | 6,580円(希望小売) | USB-C×3、USB-A×1 | 67W | 組み合わせで変化(下表) | 70×72×16.8mm/136g | 1.5m(取り外し式・100g) |
| サンワサプライ ACA-PD106BK 購入先 | 12,100円(標準) | USB-C×2、USB-A×2 | 65W | 組み合わせで変化(下表) | 135×55.5×43.5mm/370g(クランプ除く) | 2m |
| Anker Charger(112W, 6 Ports, GaN) 購入先 | 4,990円(公式表示) | USB-C×3、USB-A×3 | 30W(USB-C1)、20W(USB-C2・C3) | 112W | 80×70×32mm/306g | 長さは未確認 |
| サンワサプライ ACA-PD98 購入先 | 16,500円(標準) | USB-C×6 | 20W | 72W | 145×130×32mm/410g | 1.2m |
CIOは本体136gとは別に、取り外せる1.5mのACコードが100gあり、合わせると236gです。ほかの機種の重さに電源コードが含まれるかどうかは、この記事では確認できていません。
使い方別の同時出力を比べる
次の表は、よくある組み合わせで同時に充電したとき、どう配分されるかをまとめたものです。書いている値は、公式の仕様・取扱説明書・配分表で確認できた組み合わせだけです。
| 機種 | PC2台 | PC1台+スマホ | たくさんつなぐとき |
|---|---|---|---|
| Anker Prime Charger(250W) | 固定配分モードで100W+100W。マニュアルモードではUSB-C1+C2で140W+100W | 固定配分モードなら、USB-C1・C2の100W+100Wを保ったまま、USB-C3でスマホへ20W | 固定配分モード(3〜6口):100W+100W+20W+15W+USB-A共有15W(合計250W) |
| Anker Prime Charger(200W) | USB-Cのどの2口でも100W+100W | USB-C 2口なら100W+100W。USB-C 3口ならポート順に100W+70W+30W | 6口で65W+45W+45W+20W+USB-A各12W(合計199W)。PC2台に100Wずつ出したまま、ほかの機器を足すことはできない |
| Anker Prime Desktop Charger(240W) | USB-C1+C2(またはC3)で140W+100W | 同じく140W+100Wの範囲 | USB-C 3口では140W+(C2・C3で共有100W)。4口使用時の個別配分は未確認 |
| CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67W | USB-C 2口で45W+20Wまたは30W+30W | 45W+20W(65WのPCとスマホの同時は不可) | 4台で30W+20W+(USB-C3とUSB-Aで共有15W) |
| サンワサプライ ACA-PD106BK | USB-C 2口で45W+20W | 45W+20W | 4口で各12W(合計48W) |
| Anker Charger(112W) | 65W級のPCには不足(1口30Wまで) | 30Wで足りるPCならUSB-C1で30W、スマホはUSB-C2・C3で20W | 各口の上限は30W・20W・20W・12W・12W・18Wで、全6口の合計112W |
| サンワサプライ ACA-PD98 | PCの主な電源には向かない(1口20Wまで) | PCの主な電源には向かない | 6台で各12W。各組から1口ずつ使えば3台に20Wずつ |
表を見ると、「65WのPCとスマホを同時に」という組み合わせに公式の配分で応えられるのは、今回の7機種では200W以上の3機種です。小型のCIOやクランプ式のサンワサプライは、PCを単独でつなげば65W以上出せます。ただ、スマホを足すとPC側は45Wまで下がります。
各機種の選び方と見送る条件
Anker Prime Charger(250W, 6 Ports, GaN):PC2台とスマホを同時に充電したい人向け
Anker Prime Charger(250W, 6 Ports, GaN)は、USB-C 4口とUSB-A 2口の6口タイプです。USB-C1は単独で140W、全体では250Wまで出せます。本体のダイヤルやアプリで、充電モードや優先するポートを切り替えられます。
この機種を第一候補にするのは、固定配分モードで、PC2台に100Wずつ出したまま、スマホや小物にも同時に電力を回せるからです。公式の取扱説明書の配分図では、3〜6口を使ったとき、USB-C1が100W、USB-C2が100W、USB-C3が20W、USB-C4が15W、USB-A1・A2が共有で15W(合計250W)と示されています。今回の比較で、PC2台への100Wずつとスマホへの20Wを同時に確認できたのはこの機種だけです。
一方、140W入力に対応するPCを140Wで充電したいときは、マニュアルモードを使います。USB-C1+C2の2台なら140W+100Wです。固定配分モードではUSB-C1も140Wではなく100Wになるので、「PC2台+スマホ」を優先するか、「140W」を優先するかでモードを選ぶことになります。口の数を変えると配分も変わるため、使う組み合わせに合わせて取扱説明書の図を見てください。
また、固定配分モードの利用にはファームウェアV1.1.14以降が必要です。マニュアルモードと自動の配分も別物なので、「250Wだから何をつないでも全速」とは考えないほうが安全です。
200Wモデルとの公式表示価格の差は10,000円です。PC2台に100Wずつ出している間に、ほかの機器を同時に充電する必要がなければ、200Wモデルで足ります。100Wを2台同時に使う予定がなく、ほかの機種の配分で必要なW数を満たせる場合や、モードの切り替えとファームウェアの確認を手間に感じる場合も、ほかの機種のほうが合います。
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Anker Prime Charger(200W, 6 Ports, GaN):PC2台を100Wずつ、またはPC1台と周辺機器をまとめて充電したい人向け
Anker Prime Charger(200W, 6 Ports, GaN)は、USB-C 4口とUSB-A 2口の6口タイプです。USB-Cは単独で100Wまで、製品としての最大出力は200Wです。ただし、公式のクイックスタートガイドでは、5口・6口を同時に使ったときの合計は最大199Wとされています。
公式の商品説明と公式の出力配分表では、USB-Cのどの2口を使っても100W+100Wです。100W級のPC2台を1台の充電器でまかなえます。
USB-Cを3口使うと、ポート順に100W+70W+30Wになります(例:USB-C1+C2+C3)。PC1台をUSB-C1で100W、タブレットをUSB-C2で70W、スマホをUSB-C3で30W、という組み合わせです。6口すべてを使うと、USB-C1が65W、C2とC3が各45W、C4が20W、USB-A1・A2が各12W(合計199W)です。65WのPC、45Wのタブレット、45Wと20Wのスマホ、USB-Aの小物2台といった構成で、それぞれの必要W数がこの範囲に収まるなら、この機種で足ります。
ただし、接続する口を増やすとPC側の上限が下がる組み合わせがあります。PC2台に100Wずつ出したまま、スマホを足すことはできません。
PC2台に100Wずつ出せる今回の機種の中では、公式表示価格が最も低く、250Wモデルより10,000円安い価格です。PC2台に100Wずつ出しながら、同時にスマホや小物も充電したい場合は、250Wモデルの固定配分モードが合います。また、USB-Cは単独でも100Wまでなので、140W対応のPCを140Wで充電したい場合には向きません。PCを使わず、スマホや小物だけを充電するなら、ここまでの出力は要りません。
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Anker Prime Desktop Charger(240W, 4 Ports, GaN):140WのPCともう1台のPCを使う人向け
Anker Prime Desktop Charger(240W, 4 Ports, GaN)は、USB-C 3口とUSB-A 1口の4口タイプです。USB-C1が単独で140W(28V・5A)、USB-C2・C3が単独で100W、USB-Aが22.5Wで、4口全体では240Wです。公式の商品ページには「PPS規格対応」の記載もあります。
USB-C1とUSB-C2(またはC3)を使えば140W+100Wになるので、140W入力に対応するPCをフルに充電しながら、もう1台のPCに100Wを出せます。250Wモデルのマニュアルモードでも同じ140W+100Wにできますが、こちらは公式表示価格で3,000円安く、モードを切り替えなくても口の選び方で配分が決まります。
気をつけたいのは、USB-C2とC3が合計100Wを共有している点です。2台だけなら140W+100Wですが、USB-Cを3口使うと140W+(C2・C3で共有100W)になり、2台目のPCとUSB-C3につないだ機器が100Wの枠を分け合う形になります。4口すべてを使ったときの個別配分は、この記事では確認できていません。
ACコードは本体から取り外せず、USBケーブルは別売です。重さの656gにはスタンドを含みません。コードの長さは確認できていないので、コンセントと机の距離がある場合は公式ページで確かめてから選んでください。
口を6つにしたい場合や、PC2台に100Wずつ出しながらスマホも同時に充電したい場合は、250Wモデルが合います。140W充電が不要なら、200Wモデルのほうが公式表示価格で7,000円安く、口も6つあります。140W入力に対応するPCがない場合は、この機種を選ぶ理由はあまりありません。PCが28Vでの受電に対応していなかったり、EPR対応の240Wケーブルを用意しなかったりすると、140Wでは充電できない点も確認しておいてください。
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CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67W:狭い机で、45W程度までのPCとスマホを充電する人向け
CIO NovaPort SLIM QUAD for DESK 67Wは、USB-C 3口とUSB-A 1口の4口タイプです。本体は70×72×16.8mm・136gと薄くて小さく、1.5mのACコード(100g)が付きます。公式の製品仕様にはPPS(5〜11V・5A)の記載があります。
USB-Cを1口だけ使えば67Wまで出せます。USB-C 2口では45W+20Wまたは30W+30W、USB-C1またはC2とUSB-Aでは45W+18Wです。USB-C 3口では20W+20W+20W、4台では30W+20W+(USB-C3とUSB-Aで共有15W)になります。
45W以下で充電できるPCやタブレットと、20Wで足りるスマホを並べて使う机なら、USB-C 2口の45W+20Wで足ります。USB-C単独で65W以上を出せる機種の中では、今回の7機種で公表価格が最も低い機種です(価格の種類が違うため、目安として見てください)。
ただし、65WのPCとスマホを同時に充電することはできません。PCを単独でつなぐ間は67Wまで出ますが、2つ目の機器をつなぐとPC側は45W以下になります。この組み合わせが必要なら、2つのUSB-Cで100W+100Wまで出せるAnker Prime Charger(200W)が候補になります。
サンワサプライ ACA-PD106BKも、単独65W・USB-C 2口で45W+20Wと、PCへの出力は近い機種です。机の端に固定したいならサンワサプライ、天板に小さく置ければよいならCIO、という選び分けになります。
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サンワサプライ ACA-PD106BK:机の端に固定して手元で抜き差ししたい人向け
サンワサプライ ACA-PD106BKは、天板の厚さが10〜40mmの机にクランプで固定するタイプです。USB-C 2口とUSB-A 2口があり、電源コードは2m、対応電源はAC100Vです。白の色違いもありますが、同じ製品として扱います。
本体を机の端に固定できるので、天板の上を空けたまま、手元でケーブルを抜き差しできます。コードが2mあるのは、机がコンセントから少し離れているときに助かる点です。
出力はUSB-C単独で65W、USB-C 2口で45W+20Wです。USB-CとUSB-Aを組み合わせる場合は、挿す口によって出力が変わります。USB-C1+A2またはC2+A1なら45W+18Wですが、C1+A1またはC2+A2では各12Wまで下がります。4口すべてを使うと各12W(合計48W)で、PCの急速充電はできません。
PCへの出力はCIOとほぼ同じで、公表価格はCIOより高めです。この差で得られるのは、クランプで固定できることと、2mの電源コードです。天板の厚さが10〜40mmの範囲外の場合や、4口を全部使いながらPCを65Wで充電したい場合は、見送ったほうがよい機種です。
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Anker Charger(112W, 6 Ports, GaN):家族のスマホや小物をまとめて充電したい人向け
Anker Charger(112W, 6 Ports, GaN)は、USB-C 3口とUSB-A 3口の6口タイプです。公式の取扱説明書では、USB-C1が単独30W、USB-C2・C3が各20W、USB-A1・A2が各12W、USB-A3が18Wで、6口すべての合計が112Wと示されています。
各口の上限を足すと、ちょうど全体の112Wになります。取扱説明書では6口使用時も合計最大112Wとされ、各口の公称上限を同時に使える構成です。20Wで充電するスマホならUSB-C2・C3に、30Wまでで充電できるタブレットなどならUSB-C1に、といった使い分けができます。USB-Aが3口あるので、USB-Aのケーブルで充電する小物も一緒につなげます。公表価格は今回の7機種で最も低い4,990円です。
家族のスマホに使う場合は、それぞれのスマホが必要とする出力(20W、30Wなど)と充電方式が、つなぐ口と合っているかを確かめてください。この機種のPPS対応は確認できていないので、すべてのAndroidスマホが最速で充電できるとは言えません。
また、112Wはあくまで合計です。1つの口から出せるのは最大30Wなので、30Wで足りる小型のPCなら使えても、65W級のPCの主な電源には向きません。PCも一緒に充電したいなら、PC用の充電器を別に用意するか、200W以上のモデルを検討してください。USBケーブルは付属せず、電源コードの長さは公式情報で確認できていません。
サンワサプライ ACA-PD98と比べると、こちらは公表価格で11,500円低く(価格の種類が違うため、実売の差ではありません)、6口使用時もUSB-C1の30WやUSB-C2・C3の20Wを確保できる配分です。口をすべてUSB-Cにしたい場合や、電源スイッチ・ポートごとのLEDが欲しい場合は、ACA-PD98が候補になります。
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サンワサプライ ACA-PD98:USB-Cのスマホを何台も置く共有の充電場所向け
サンワサプライ ACA-PD98は、USB-Cが6口ある充電器です。電源コードは1.2mで、電源スイッチとポートごとのLEDがあります。
1口あたりの最大は20Wです。USB-C1・C2、C3・C4、C5・C6がそれぞれ組になっていて、同じ組の両方を使うと各12W(5V・2.4A)になります。6口すべてを使うと合計72Wです。20Wで3台を充電したいときは、各組から1口ずつ使います。
家族や職場で、USB-C端子のスマホを置いて充電する場所を作る使い方に合います。電源スイッチで使わないときにまとめて切れて、LEDでポートの状態を見られるのは、共有の場所では分かりやすい点です。
Anker Charger(112W)と比べると公表価格は高く、1口あたりの出力も低めです。この機種を選ぶ理由になるのは、口がすべてUSB-Cであることと、電源スイッチ・LEDがあることです。1口20Wまでなので、ノートPCの主な電源には向きません。USB-Aのケーブルで充電する機器が多い場合や、6台すべてを20Wで充電したい場合も、この機種では足りません。
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PC2台を同時につなぐときに知っておきたいこと
複数の口を使う充電器では、ほかの口に機器を抜き差ししたときに、配分が決め直される場合があります。その間、ほかの口への給電が一時的に止まることがあります。
この充電器から給電するドックを経由して、モニターや通信機器をつないでいる構成では、これによって画面や通信が一瞬切れる可能性があります。起きるかどうかは機器の組み合わせ次第で、すべての充電器で必ず起きるとも、まったく起きないとも言えません。大事な作業中は、ほかの口の抜き差しを避けておくと安心です。
充電が遅い、始まらない、途中で止まるといったときの確認方法は、USB-C充電がうまくいかないときの確認方法にまとめています。
調べたが比較に入れなかった製品
- Anker Nano Charger(130W)A2155:公式の商品ページで販売終了と表示されていたため外しました。
- UGREEN 90551(200W):単独100W・全体200Wは確認できましたが、PC2台に100Wずつ出せる同時配分の根拠を得られませんでした。公式ページの重量表記(1.04kg)が本体だけの値かどうかも分からなかったため、推薦には入れていません。
- サンワサプライ ACA-PD112(12口・144W)とACA-PD96(10口・350W):業務で多数台を充電する向けの製品で、個人の机で使う今回の比較とは用途が違うため外しました。
広告 UGREEN Nexode 200W GaN デスクトップ急速充電器 6ポート 90551の購入先
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広告 サンワサプライ USB PD対応AC充電器(12ポート・合計144W) ACA-PD112の購入先
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広告 サンワサプライ USB PD対応AC充電器(10ポート・合計350W) ACA-PD96の購入先
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買う前の確認リスト
- 今の充電器とコンセントで足りていないか
- 同時に充電する機器と、それぞれに必要なW数
- PCがUSB-C(USB PD)からの充電に対応しているか。140Wなら28Vでの受電に対応しているか
- スマホの急速充電がUSB PDとPPSのどちらを使うか。PPSなら充電器の対応と電圧・電流の範囲
- 自分がつなぐ組み合わせで、充電器の公式の配分表が必要なW数を満たしているか
- USBケーブルが付属するか。60W超なら5A対応、140WならEPR対応240WのUSB-Cケーブルがあるか
- 置き場所、電源コードの長さ、クランプ式なら天板の厚さ
卓上充電器は、合計のW数より「自分の組み合わせで、どの口に何W出るか」で選ぶと失敗しにくくなります。持ち運び用も含めて比べたい場合は、USB-C充電器のおすすめまとめも参考にしてください。
※価格・仕様は2026年9月27日時点で各メーカー公式情報から確認したものです。アイキャッチ画像はAIで作成したイメージで、紹介している製品の実機写真ではありません。
