ノートPCとスマホを一緒に持ち出すとき、充電器を1つにまとめたいと考える人は多いと思います。ただ、「100W」「140W」という数字だけで選ぶと、2台目をつないだときにPC側の出力が下がり、思ったほど充電できないことがあります。
この記事では、コンセントに直接挿して持ち運ぶUSB充電器10機種を比較します。比較の中心は、単独で出せる最大Wではありません。PCとスマホを同時につないだとき、それぞれに何Wが割り当てられるかです。手持ちの端末の組み合わせに合う1台を選べるように整理しました。
比較はメーカー公式の仕様表と説明書に基づいています。筆者が実機を使ったり、出力や温度を測ったりした結果ではありません。記事中のWは公称の上限です。充電中にその値が出続けることや、実測での値を示すものではありません。仕様と価格は2026年9月27日に確認しました。
先に結論:PCとスマホの組み合わせ別の第一候補
- PCは45W程度、スマホは20Wで足りる:Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod。上のUSB-CにPC、下のUSB-Cにスマホをつなぐと45W+20Wです。薄さと軽さを優先するならCIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 65W 2C(45W+20W)を選びます。
- PCは65W前後、スマホも30Wで充電したい:CIO NovaPort QUAD Ⅱ 100W。USB-C 2口で67W+30Wの配分があります。
- PCを100Wで充電しながら、スマホも充電したい:Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1)。C1かC2にPC、C3にスマホをつなぐと100W+40Wです。本体の小ささを優先し、対応するケーブルを既に持っているならCIO NovaPort TRIO Ⅱ 140W(100W+30W)も候補になります。
- PC・スマホ・イヤホンなど3台以上:PCに65Wほど必要ならAnker Charger (140W, 4Ports, PD3.1)(USB-C 3口で65W+45W+30W)、45Wで足りるならCIO NovaPort QUAD Ⅱ 100W(45W+30W+20W)。
- PCではなく、タブレットとスマホなど小さめの2台:Anker Zolo Charger (50W, 4Ports)。C1に30W以下、C2に20W以下で足りる端末をつなぐと、30W+20Wで充電できます。
どの候補も、PCがUSB-C端子から充電できる(USB Power Deliveryに対応している)ことが前提です。
今の充電器で足りるなら、買い足さなくていい
PCとスマホを同時に充電する場面がなければ、新しい充電器はいりません。たとえば「PCは宿で夜に充電し、スマホは移動中にモバイルバッテリーで充電する」という使い方なら、PC付属の充電器1つで足りることがあります。
手持ちの2ポート充電器の説明書に「2台同時でPC側○W」という配分が書かれていて、その値がPCの必要Wを満たしている場合も同じです。買い替えで得られるのは、荷物を1つ減らせることと、同時に必要なWを確保できることの2点です。どちらにも困っていなければ、今のままで問題ないと思います。
同時充電の充電器を選ぶときに確認する5つのこと
下の順番で確認すると、候補を絞りやすくなります。W数、端末の対応規格、配分、ケーブルのどこか1つでも足りなければ、ほかの条件が良くても必要な速さで充電できないためです。
1. PCとスマホが必要とするW数
PCに付属する充電器や、PCの仕様表に書かれたW数(例:65W)を基準にします。付属品より低い出力でも充電できるPCはあります。ただ、充電が遅くなる、使いながらだと残量が増えにくい、充電そのものが始まらない、のどれになるかはPCによって違います。
スマホも、端末が受け取れる上限を公式情報で確認しておきます。受け取れる上限より大きな配分を用意しても、その分速くなるわけではありません。確認しておけば、必要以上に大きな充電器を選ばずに済みます。
2. 端末の対応規格(USB PD・PPS・28V)
ノートPCをUSB-Cで充電する場合、多くはUSB Power Delivery(USB PD)という規格で電圧と電流が決まります。ただし、端子がUSB-Cの形をしていても、その端子から充電できるとは限りません。映像出力も充電とは別の機能です。PCの仕様に「USB-C経由の充電に対応」「USB PD対応」といった記載があるかを先に確認してください。
Androidスマホの一部は、PPSという方式で電圧を細かく調整して急速充電します。今回確認した公式情報では、CIOのTRIO Ⅱ 140W、SLIM DUO Ⅱ 65W 2C、SLIM DUO Ⅱ 45W 2C、DUO Ⅱ 45Wコードリールについて、PPSの電圧・電流の範囲を確認できました。ほかの機種はこの記事でPPSの範囲を扱っていませんが、記載していないことは非対応という意味ではありません。PPSを使う端末なら、候補の公式情報で対応範囲を確かめてください。
スマホの急速充電は、Wの数字だけで決まるものではありません。電圧・電流・充電方式が端末と充電器の両方で合って、はじめてその速さになります。表にある20Wや22.5Wといった配分も、どの端末でもその値で充電されるという意味ではなく、充電器側が出せる上限です。
140Wの充電には、USB PD 3.1の拡張電力範囲(EPR)で28Vを使います。PCとケーブルを含む充電経路が28VのEPR受電に対応していなければ、140W表記の充電器につないでも140Wでは充電されません。
3. 同時につないだときの配分
この記事の比較で一番大事なのが配分です。充電器の名前にある「○W」は、多くの場合、1口だけ使ったときの最大値か、全ポートの合計の上限です。2台目をつなぐと配分が切り替わり、PC側に出せる上限が下がる場合があります。
例えばAnker Nano Charger (70W, 3Ports)は、1台だけなら70Wです。しかしUSB-C 2口を使うと、C1が45WでC2が22.5W、またはC1が60WでC2が5Wになります。どの口につなぐかで配分が変わる機種もあるので、各機種の説明では、公式情報で確認できた範囲で接続する口まで書いています。配分の考え方はUSB充電器の電力配分の仕組みで詳しく説明しています。
4. ケーブルの対応電流
60Wを超えて充電する(20Vで3Aを超える)には、5A対応のUSB-Cケーブルが必要です。3Aまでのケーブルだと、充電器側が100W出せても60Wまでに制限されます。140Wで充電するには、EPRに対応した240W表記のケーブルが必要です。Lightning端子の古いiPhoneには、USB-C to Lightningケーブルを使います。
10機種のうち、ケーブルが付属するのはAnkerの2機種です。Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1)には1.5mの240W対応USB-Cケーブル、PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Podには0.9mのUSB-Cケーブルが付きます。CIOのコードリールはケーブルが本体に内蔵されています。ただし、どれも付いているのは1本分です。2台を同時に充電するなら、2台目のケーブルは別に用意します。残りの7機種はすべてのケーブルを別に用意する必要があり、その分の重さと費用が加わります。
5. 持ち歩き方と使う場所
配分が同じくらいなら、あとは持ち運びやすさで選びます。厚さ12.5mmのSLIMシリーズは、ポーチの隙間に入れやすい形です。コンセントの周りが狭い場所では、本体の幅やプラグの向きも使いやすさに関わります。机に置いたまま使う方が多い場合は、電源コード式の卓上充電器も候補に入ります。海外で使う予定があるなら、入力電圧の表示だけで判断せず、メーカーが示す使用条件を確認してください。
使い方別:同時充電の組み合わせとつなぐ口
| 使い方 | 第一候補とつなぎ方(公称配分) | 次点 |
|---|---|---|
| PC 45W級+スマホ20W | Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod:上のUSB-CにPC、下のUSB-Cにスマホで45W+20W 購入先 | CIO SLIM DUO Ⅱ 65W 2C(45W+20W)/Anker Nano Charger 70W(C1にPC、C2にスマホで45W+22.5W) |
| PC 65W級+スマホ20〜30W | CIO QUAD Ⅱ 100W:USB-C 2口で67W+30W | CIO DUO Ⅱ 120W(90W+30W)/Anker 140W 4Ports(C1かC2+C3で100W+40W) |
| PC 100W+スマホ30〜40W | Anker 140W 4Ports:C1かC2にPC、C3にスマホで100W+40W | スマホ側30Wで足りる場合はCIO TRIO Ⅱ 140W(100W+30W) |
| PC+スマホ+小物の3台 | Anker 140W 4Ports:USB-C 3口で65W+45W+30W | CIO TRIO Ⅱ 140W(67W+30W+30W)/CIO QUAD Ⅱ 100W(45W+30W+20W) |
| タブレット+スマホなど、30W+20Wまでで足りる2台 | Anker Zolo Charger 50W:C1に30W以下、C2に20W以下の端末で30W+20W | CIO SLIM DUO Ⅱ 65W 2C(30W+30W) |
| 30W+15W、または20W+20Wで足りる2台 | CIO SLIM DUO Ⅱ 45W 2C:30W+15W、または20W+20W | CIO DUO Ⅱ 45Wコードリール(同じ配分でケーブル1本を内蔵) |
PCの必要Wが表の区切りの間にある場合は、PC側の配分がその値以上になる段から選びます。例えば60W必要なPCなら、PC側45W級の段ではなく、65W級の段の候補から選びます。
10機種の仕様と同時充電の配分を比較
価格はメーカーによって種類が違います。Ankerは公式サイトに表示された税込価格(クーポン適用前)、CIOは税込のメーカー希望小売価格です。実際の販売価格の安さを比べた順位ではありません。重さは公称値です。ケーブルを別に持つ製品は、その重さも持ち物に加わります。付属・内蔵のケーブルは1本分なので、2台目のケーブルはどの機種でも別に必要です。
| 製品 | 端子 | USB-C単独の公称最大 | 公称サイズ | 公称重量 | ケーブル | 価格(種類) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1) 購入先 | C×3、A×1 | 140W(C1/C2) | 69×69×36mm | 275g | 1.5m 240W C-C 1本付属 | 12,990円(公式表示) |
| CIO NovaPort TRIO Ⅱ 140W 購入先 | C×3 | 140W | 65×58×32mm | 235g | 別途 | 12,980円(希望小売) |
| CIO NovaPort QUAD Ⅱ 100W 購入先 | C×3、A×1 | 100W | 60×54×32mm | 190g | 別途 | 9,990円(希望小売) |
| CIO NovaPort DUO Ⅱ 120W 購入先 | C×2 | 100W | 61×50×32mm | 204g | 別途 | 9,980円(希望小売) |
| Anker Nano Charger (70W, 3Ports) 購入先 | C×2、A×1 | 70W | 53×43×32mm | 120g | 別途 | 5,990円(公式表示) |
| Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod | C×2、A×1 | 65W | 66×38×29mm | 130g | 0.9m C-C 1本付属 | 6,990円(公式表示) |
| CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 65W 2C 購入先 | C×2 | 65W | 46.4×87.4×12.5mm | 90g | 別途 | 5,980円(希望小売) |
| CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 45W 2C 購入先 | C×2 | 45W | 44.2×78.8×12.5mm | 70g | 別途 | 4,280円(希望小売) |
| Anker Zolo Charger (50W, 4Ports) 購入先 | C×2、A×2 | 30W(C1) | 54×32×43mm | 102g | 別途 | 2,990円(公式表示) |
| CIO NovaPort DUO Ⅱ 45W コードリール 購入先 | 内蔵C+C×1 | 45W | 52×56×31mm | 125g | 65cm内蔵(もう1口は別途) | 4,780円(希望小売) |
| 製品 | 2台同時の公称配分 | 3台以上の公称配分 | つなぐときの注意 |
|---|---|---|---|
| Anker 140W 4Ports | C1かC2+C3:100W+40W/C1+C2:70W+70W/C1かC2+A:100W+33W | C 3口:65W+45W+30W/4口:65W+45W+12W+12W | C3とAの組み合わせは合計24W |
| CIO TRIO Ⅱ 140W | 100W+30W、または67W+67W | 67W+30W+30W、または45W+45W+30W | USB-Aなし/PPS 5〜11V・5A |
| CIO QUAD Ⅱ 100W | C 2口:67W+30W、または45W+45W/C1かC2+A:67W+18W | C 3口:45W+30W+20W、または30W+30W+30W | C3とAは15Wを共有 |
| CIO DUO Ⅱ 120W | 90W+30W、または60W+60W | 2口のみ | 1台だけでも100Wまで |
| Anker Nano 70W | C1+C2:45W+22.5W、または60W+5W | 3口:45W+7.5W+7.5W | 70Wは1台のときだけ |
| Anker 65W Pod | 上のC+下のC:45W+20W/上のC+A:40W+22.5W | 3口:40W+12W+12W | 下のC+Aは12W+12W |
| CIO SLIM DUO Ⅱ 65W | 45W+20W、または30W+30W | 2口のみ | PPS 5〜11V・5A |
| CIO SLIM DUO Ⅱ 45W | 30W+15W、または20W+20W | 2口のみ | PPS 5〜11V・4.05A |
| Anker Zolo 50W | C1+C2:30W+20W | 4口:C1が30W、残り3口で合計15W | C2とAを複数使うとその3口で合計15W |
| CIO DUO Ⅱ 45Wコードリール | 30W+15W、または20W+20W | 2口のみ | PPS 5〜11V・4.05A |
2つ目の表では、PCに割り当てたいWが「2台同時」の列にあるかを見てください。1つ目の表の単独最大が大きくても、2台同時の列でPC側が足りなければ、この記事の目的には合いません。
各機種の選ぶ理由と見送る条件
Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1):PC 100W+スマホ40Wを1台で
Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1) with USB-C & USB-C ケーブルは、USB-C 3口とUSB-A 1口を持つ充電器です。C1かC2は1台だけなら140W(28V・5A)、C3は40W、USB-Aは33Wまで出せます。
PCを100Wで充電しながら、スマホやタブレットも充電したい人に向く機種です。PCをC1かC2に、スマホをC3につなぐと100W+40Wになります。注意したいのは、C1とC2に分けてつなぐと70W+70Wになる点です。PCに100Wを確保したいなら、2台目はC3に挿します。3台ならUSB-C 3口で65W+45W+30W、USB-Aまで使う4台なら65W+45W+12W+12Wです。なお、C3とUSB-Aの2口だけを使うと、合計24Wになります。
CIO TRIO Ⅱ 140Wと比べると、2台同時のスマホ側が40W(TRIOは30W)で、USB-A機器もつなげます。240W対応の1.5mケーブルが1本付属するので、PC用のケーブルを新しく買う必要はありません。2台目のスマホ用ケーブルは別に用意します。一方で、本体はTRIOより大きく、公称重量も40g重くなります。
PCが65W以下で、同時に充電するスマホ1台も30Wまでで足りるなら、この大きさと重さを持ち歩く必要はありません。QUAD Ⅱ 100Wなど、より小さい候補で足ります。ただ、PC 65W+タブレット45W+スマホ30Wのように3台をまとめたい場合は、65W級のPCでもこの機種が合います。また、140Wで充電するには、PCがPD 3.1の28V受電に対応している必要があります。
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CIO NovaPort TRIO Ⅱ 140W:100W+30WをUSB-Cだけで
CIO NovaPort TRIO Ⅱ 140WはUSB-C 3口の充電器です。1台だけなら140W(28V・5A)まで出せます。2台では100W+30Wか67W+67W、3台では67W+30W+30Wか45W+45W+30Wです。PPSは5〜11V・5Aの範囲が公表されています。
PCを100Wで充電しながら、スマホは30Wあれば足りる人向けです。配分は充電器側で自動的に決まり、公称の組み合わせでは、大きな電力を求めるPC側に100W、スマホ側に30Wが割り当てられます。65W級のPCに加えてスマホとタブレットにそれぞれ30W、という3台の使い方にも合います。
Anker Charger (140W, 4Ports, PD3.1)と比べると、公称重量が40g軽く、サイズも一回り小さくなります。その代わりケーブルは付属せず、2台同時のスマホ側も30WとAnkerの40Wより低めです。5A対応や240W対応のUSB-Cケーブルを既に持っている人ほど、小ささの利点を活かしやすいと思います。
USB-A端子の機器を使う人や、対応ケーブルを持っていない人は、USB-Aがありケーブルも1本付くAnkerの方が準備の手間を減らせます。
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CIO NovaPort QUAD Ⅱ 100W:65W級のPC+スマホ30Wならこれ
CIO NovaPort QUAD Ⅱ 100WはUSB-C 3口とUSB-A 1口の充電器です。USB-Cは1台だけなら100W、USB-C 2口では67W+30Wか45W+45Wに分かれます。端末に合わせた自動配分に対応します。
65Wを求めるPCと、30Wで充電したいスマホを同時に持ち歩く人に向きます。3台ならUSB-C 3口で45W+30W+20W、または30W+30W+30Wです。公式の取扱説明書には、PC 45W+タブレット30W+スマホ7.5W+イヤホン7.5Wという4台の接続例も載っています。これは合計90Wになる具体例の一つで、4台をつないだときに必ずこの配分になるという意味ではありません。
DUO Ⅱ 120Wと価格はほぼ同じですが、QUAD Ⅱの方が口数が多く、公称重量も14g軽くなります。その代わり、2台同時のPC側は67Wまでです。Ankerの140W機ほどの余裕はありませんが、本体は小さく軽く収まります。
2台同時に100Wを保つことはできないので、PCを100Wで充電したい人には向きません。また、C3とUSB-Aは合計15Wを分け合います。スマホなど速く充電したい端末は、この2口の組み合わせを避けてつなぎます。
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CIO NovaPort DUO Ⅱ 120W:2台でPC側に90Wまで
CIO NovaPort DUO Ⅱ 120WはUSB-C 2口です。名前の120Wは2口の合計で、1台だけのときは100Wまでになります。2台では90W+30Wか60W+60Wです。100W+20Wのような配分は公式に示されていません。
スマホと同時に使いつつ、PC側に67Wより多い配分が欲しい人向けです。配分は充電器側で自動的に決まり、公称の組み合わせでは、大きな電力を求めるPC側に90W、スマホ側に30Wが割り当てられます。2口だけなので、つなぐ口で迷いにくいのも利点です。
QUAD Ⅱ 100Wと比べると、2台同時のPC側が23W多く取れます。一方で口数は半分で、公称重量は14g増えます。
スマホ同時接続中のPC側公称上限に100Wが必要ならAnker 140W 4PortsかTRIO Ⅱを選びます。3台以上つなぐ人にも向きません。
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Anker Nano Charger (70W, 3Ports):単独70W、同時は45W+22.5W
Anker Nano Charger (70W, 3Ports)はUSB-C 2口とUSB-A 1口の充電器です。USB-Cは1台だけなら70Wですが、2台ではC1が45WでC2が22.5W、またはC1が60WでC2が5Wになります。3口では45W+7.5W+7.5Wです。単独のときと同時に使うときの差が大きい機種です。
PCをC1、スマホをC2につなぎ、45W+22.5Wで足りる人に向きます。PCだけを充電するときは最大70Wまで使えるので、1台で済ませる日と2台つなぐ日が混ざる使い方に合います。公称120gと、65W級以上の3口機としては軽い部類です。22.5Wで充電できるかは、スマホ側の対応次第です。
PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Podと比べると、2台同時のスマホ側が2.5W多く、1台だけのときの最大Wも高くなります。ただしケーブルは付属しません。また、C1が60Wになる配分ではC2は5Wしかないので、スマホにも5Wを超える配分が必要なら、45W+22.5Wの組み合わせが条件になります。
65Wが必要なPCとスマホを同時に充電したい人には向きません。3台つなぐとスマホ側が7.5Wになるので、3台同時の充電が多い人も別の候補にします。
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Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod:45W+20Wとケーブル1本付属
Anker PowerPort Ⅲ 3-Port 65W Pod with USB-C & USB-C ケーブルはUSB-C 2口とUSB-A 1口の充電器で、0.9mのUSB-Cケーブルが1本付属します。USB-Cは1台だけなら65W、上のUSB-Cと下のUSB-Cを使うと45W+20Wです。
PCは45W、スマホは20Wで足り、PC用のケーブルもまとめて揃えたい人に向きます。上のUSB-CにPC、下のUSB-Cにスマホをつなぎます。付属ケーブルは1本なので、スマホ用のケーブルは別に用意します。USB-A機器とPCを組み合わせる場合は、PCを上のUSB-Cにつなぐと40W+22.5Wになります。下のUSB-CとUSB-Aの組み合わせは12W+12Wまで下がるので、PCには使いません。
CIO SLIM DUO Ⅱ 65W 2Cとは2台同時の配分が同じ45W+20Wです。こちらはケーブルが付属し、USB-Aもあります。SLIM DUOの方が公称重量で40g軽く、薄く作られています。
3口同時では40W+12W+12Wになるので、PCに加えてスマホ2台も速く充電したい人には向きません。65Wが必要なPCとの同時充電にも向きません。
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CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 65W 2C:厚さ12.5mmで45W+20W
CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 65W 2CはUSB-C 2口の薄型充電器です。1台だけなら65Wで、2台では45W+20Wか30W+30Wになります。PPSは5〜11V・5Aの範囲です。
PC 45W+スマホ20Wで足り、厚みのある充電器がかばんの中でかさばるのが気になる人に向きます。スマホとタブレットをそれぞれ30Wで充電する使い方もできます。PPSで急速充電するAndroidスマホを使う人にとっても、端末の要求と対応範囲が合えば候補になります。
本体は公称90gで、Anker 65W Podの130gより40g軽く、厚さは12.5mmです。ただしケーブルは付属せず、USB-Aもありません。
PCに65W、スマホに20Wを同時に出すことはできません。3台つなぐ人にも合いません。
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CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 45W 2C:10機種で最軽量の70g
CIO NovaPort SLIM DUO Ⅱ 45W 2CはUSB-C 2口です。1台だけなら45W、2台では30W+15Wか20W+20Wになります。PPSは5〜11V・4.05Aの範囲で、プラグは180度動かせます。
片方に30W、もう片方に15W、または両方に20Wずつあれば足りる2台を、とにかく軽く薄く持ち歩きたい人に向きます。30Wで充電できるPCやタブレットとスマホ、といった組み合わせです。公称70gは今回の10機種で最も軽い値です。
Anker Zolo Charger 50Wと比べると、軽く、薄く、PPSの範囲も公表されています。一方のZoloはUSB-A 2口があり、C1+C2で30W+20Wなので、2台同時のスマホ側に20Wを確保できます(SLIM DUO Ⅱ 45Wで30W側を使うと、もう1台は15W)。価格もZoloの方が低めです。
PCに45Wが必要な状態でスマホも同時に充電するなら、65W以上の候補を選びます。
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リンクAmazonで見る購入対象:CIO-G45W2C-N2-S-BK/WH・充電器単体。EEセットとは異なります。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:CIO NovaPort SLIM DUOII 45W2C PD急速充電器 USB-C×2 180°スイングプラグ 薄型軽量70g (ブラック)
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Anker Zolo Charger (50W, 4Ports):小出力2台を低価格で
Anker Zolo Charger (50W, 4Ports)はUSB-C 2口とUSB-A 2口の充電器です。1台だけならC1が30W、C2とUSB-Aは20Wまでです。C1とC2を使うと30W+20Wになります。C2とUSB-Aのうち2口以上を使うと、その3口で合計15Wを分け合います。4口すべてを使った場合は、C1の30Wと残り3口の15Wで、全体45Wです。
1台は30W以下、もう1台は20W以下で足りる2台を充電する人に向きます。タブレットとスマホなら、大きな電力を求める方をC1、もう1台をC2につなぎます。価格の種類は異なりますが、今回確認した10機種の価格の中では最も低い2,990円(Anker公式表示)です。30W入力で充電できるPCもありますが、充電できるか、どの程度の速さになるかはPC次第です。
CIOのSLIM DUO Ⅱ 45Wやコードリールと比べると、30W側と組み合わせたときのもう1台の配分が5W多く(20Wと15W)、口数も多くなります。その代わり厚みがあります。PPSの範囲は、今回確認した公式情報には記載がありませんでした。対応していないという意味ではないので、PPSを使う端末なら確認してから選んでください。
45W以上が必要なPCを充電する人には向きません。3台以上をどれも速く充電したい人にも合いません。
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広告 Anker Zolo Charger(50W, 4Ports)の購入先
リンクAmazonで見る購入対象:A121E・単体。B121Eの2個セットとは異なります。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
Amazonの購入対象:Anker Zolo Charger (50W, 4 Ports) ブラック
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CIO NovaPort DUO Ⅱ 45W コードリール:ケーブルの持ち忘れを減らす
CIO NovaPort DUO Ⅱ 45W コードリールは、65cmのUSB-Cケーブルを本体に内蔵し、さらにUSB-C端子を1口持つ充電器です。1台だけなら45W、2台では20W+20Wか30W+15Wになります。端末に合わせて自動配分され、内蔵ケーブル側だけが常に30Wという仕様ではありません。PPSは5〜11V・4.05Aの範囲です。
出先でケーブルを忘れたことがある人や、ケーブルを別にまとめるのが面倒な人に向きます。1台は内蔵ケーブルで充電できるので、少なくともその分の持ち忘れは防げます。もう1口で2台目を充電する場合は、そのケーブルを別に持ちます。
SLIM DUO Ⅱ 45Wとは2台同時の配分が同じです。本体の公称重量はSLIMより55g重く、厚みもあります。その差を、ケーブル1本を持たなくてよい便利さと比べて選ぶ形になります。
コンセントと端末が65cm以上離れる場所で内蔵ケーブルを使いたい場合や、PCに45Wが必要な状態でスマホも同時に充電したい場合は合いません。
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広告 CIO NovaPort DUO Ⅱ 45W コードリールの購入先
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買ったあとに思った速さで充電されないとき
充電が遅い、PCが「低速充電」と表示するといった場合は、まず接続している口と配分を確認します。次に、ケーブルが必要な電流(60W超なら5A、140Wなら240W対応)に対応しているか、PCがその電圧で受電できるかを確かめます。具体的な確認の手順はUSB-C充電がうまくいかないときの確認方法にまとめています。
まとめ:PCの必要Wを2台同時の配分で満たせるかで選ぶ
選ぶときに見るのは、単独の最大Wではなく「2台同時の配分でPC側が足りるか」です。組み合わせ別の第一候補とつなぐ口は、冒頭の結論と「使い方別」の表にまとめました。そのうえで、端末が対応する規格、ケーブルの対応電流、持ち歩き方の順に確かめると、候補は1〜2機種まで絞れると思います。
同時に充電する場面がない、または今の充電器で2台同時の配分が足りているなら、買い足す必要はありません。スマホだけ、PCだけを充電する場合など、ほかの用途も含めた充電器の選び方はUSB-C充電器の選び方とおすすめで扱っています。
※アイキャッチ画像はAIで作成したイメージで、掲載している製品の実機写真ではありません。
