27インチでWQHD(2560×1440)にする、というところまでは決まっていても、実際に候補を探すと迷いやすいです。今回価格を確認できた機種だけでも31,980円から93,500円まで差があります。台座の調整幅、USB-C給電や有線LAN、2台のPCの切り替え、色域など、同じ27型WQHDでも仕様がかなり違うからです。
この記事では、27型WQHDの仕事用モニター11機種を、予算、机に置けるか、画面の条件、必要な機能の順に比べます。実機を使ったレビューではありません。メーカーが公開している仕様と、2026年9月27日に確認した販売ページの情報をもとにした比較です。
サイズや解像度をまだ決めていない場合は、先に仕事用モニターの種類と候補をまとめた記事を見ると、自分に合う種類を絞りやすいと思います。
先に結論:27型WQHDの仕事用モニターは予算と必要な機能で選ぶ
条件ごとの候補は次のとおりです。価格は2026年9月27日に確認した公式販売ページの表示です。価格を確認できなかった機種は、購入時に販売店で確かめる必要があります。
- 文書・表計算・ブラウザが中心で、モニターのUSBハブは要らない:Dell S2725DSM
- デスクトップPCや手持ちのドックからつなぎ、モニターのUSBハブや150mm昇降の台座が欲しい:Dell P2725D
- モニターからの給電は要らないが、コントラストや120Hz、環境光センサーも欲しい:Dell U2724D
- ノートPCをUSB-C1本でつなぎ、充電と有線LANもまとめたい:Dell P2725DE
- 65Wの給電で足りるノートPCで、有線LANと100Hzも欲しい:iiyama ProLite XUB2797QSN-B2(価格は要確認)
- 約60Hzで足りるので、7年保証のUSB-C接続モニターを長く使いたい:EIZO FlexScan EV2720S
- 会社PCと私物PCなど2台を、1組のキーボード・マウスで切り替えたい:Dell U2724DE。5年保証を優先するならEIZO FlexScan EV2795
- Web会議が多く、マイクとスピーカーをモニターにまとめたい:BenQ GW2790QT(価格は要確認)
- 資料の作成と色の確認を兼ねる:BenQ PD2706QN。sRGB中心でよければASUS ProArt PA278CV(PD2706QNは確認した公式店で売り切れ、PA278CVの価格は要確認)
特別な機能が要らなければS2725DSMを基準にして、足りない機能のぶんだけ上の機種を見ていく、という考え方です。手元のPCやドックがすでに給電やLANを担っているなら、同じ機能のためにモニターへ追加の費用をかける必要はありません。
27型WQHDで仕事をするときの前提
27型WQHDの作業領域と表示倍率
27型WQHDの画素密度は、解像度と画面サイズから計算すると約109ppiです。フルHD(1920×1080)と比べると画素数は約1.78倍(計算値)なので、表示倍率が同じなら、一度に並べられる情報が増えます。
ただ、これは表示倍率100%で比べた場合の話です。文字が小さく感じてWindowsの表示倍率を125%などに上げると、そのぶん表示できる範囲は狭くなります。画素数の比率が、そのまま仕事の速さになるわけでもありません。
27インチはWQHDと4Kのどっちにするか
27型4K(3840×2160)は画素がより細かい一方、そのままだと文字がかなり小さくなるので、表示倍率を上げて使う場面が多いと思います。例えば150%にすると、3840÷1.5=2560で、横方向の広さはWQHDを100%で使うときと同じ計算になります。
つまり、この倍率で比べた場合の違いは「同じ広さで、文字や線がより細かく表示されるかどうか」です。実際の見え方はOSやアプリの対応でも変わります。100%前後で広さを取りたく、WQHDの細かさで困らないならWQHDで十分です。細かい文字の見え方を優先したい場合は4Kも候補になるので、上の総括記事で比べてみてください。
27型を置く机の幅と奥行
今回の11機種は、台座を含めた幅がどれも611〜615mmで、ほとんど差がありません。差が出るのは台座込みの奥行で、約192mmから238.5mmまであります。
この奥行は台座そのものの大きさなので、実際には手前のキーボードやマウスを置く場所、画面との距離、背面の配線の余白も必要です。奥行の浅い机では、台座の奥行が小さい機種を選ぶか、モニターアームも含めて考えることになります。なお、11機種とも付属の台座で高さ調整と縦回転ができるので、アームは必須ではありません。
リフレッシュレートは仕事の速さではない
今回の候補は約60Hzから144Hzまであります。Hz(リフレッシュレート)は1秒間に画面を書き換える回数で、スクロールやマウスの動きの表示に関係します。高いほど作業が速くなる、目が疲れにくくなる、という数値ではありません。なので、約60Hzの機種でも、保証や接続機能に選ぶ理由があれば候補に残しています。
27型WQHDモニター11機種の比較表
まずはPCとの接続と機能をまとめます。「記載なし」は公式仕様で確認できなかった項目で、非対応と確認できたもの(「なし」「非対応」)とは分けています。
| 機種 | USB-C1本接続(PCへの給電) | 有線LAN | リフレッシュレート | 主な追加機能 |
|---|---|---|---|---|
| Dell S2725DSM 購入先 | 非対応(USB端子なし) | なし | 144Hz | スピーカー(3W×2) |
| Dell P2725D 購入先 | 非対応(USB-Cは下りポート) | なし | 100Hz | USBハブ(USB-B上り) |
| Dell U2724D 購入先 | 非対応(USB-C上りはデータ専用) | なし | 120Hz | IPS Black、環境光センサー、DP出力 |
| Dell P2725DE 購入先 | 対応(最大90W) | 1Gbps | 100Hz | USBハブ、DP出力(MST) |
| iiyama XUB2797QSN-B2 購入先 | 対応(65W) | 1Gbps | 100Hz | USBハブ |
| EIZO EV2720S 購入先 | 対応(最大70W) | 記載なし | 約60Hz | USBハブ(Type-A×4) |
| Dell U2724DE 購入先 | 対応(Thunderbolt 4、最大90W) | 2.5Gbps | 120Hz | KVM、Thunderboltデイジーチェーン、DP出力 |
| EIZO EV2795 購入先 | 対応(最大70W) | 1Gbps | 約60Hz | KVM、USB-C出力(MST)、スピーカー |
| BenQ GW2790QT 購入先 | 対応(65W) | 記載なし | 75Hz | マイク、スピーカー、DP出力(MST) |
| BenQ PD2706QN 購入先 | 対応(90W) | 記載なし | 100Hz | 広色域、KVM、USB-C出力(MST) |
| ASUS PA278CV 購入先 | 対応(65W) | 記載なし | 75Hz | sRGB・Rec.709 100%、DP出力(デイジーチェーン) |
次に、台座・保証・価格です。机の奥行に関わる台座込みの奥行も載せています。
| 機種 | 昇降幅 | 奥行(台座込み) | 保証 | 価格(2026年9月27日確認) |
|---|---|---|---|---|
| Dell S2725DSM | 110mm | 201.83mm | 3年(アドバンス交換、プレミアムパネル交換) | 31,980円(Dell公式、税込・送料込) |
| Dell P2725D | 150mm | 192.16mm | 3年(アドバンス交換) | 40,000円(Dell公式、税込・送料込) |
| Dell U2724D | 150mm | 192.28mm | 3年 | 51,340円(Dell公式、税込・送料込) |
| Dell P2725DE | 150mm | 192.16mm | 3年(アドバンス交換) | 45,155円(Dell公式、税込・送料込) |
| iiyama XUB2797QSN-B2 | 150mm | 209.5mm | 3年(パネル・バックライト含む) | 未確認 |
| EIZO EV2720S | 169mm | 230mm | 7年(使用30,000時間まで) | 71,500円(EIZOダイレクト、税込) |
| Dell U2724DE | 150mm | 192.28mm | 3年(アドバンス交換、プレミアムパネル交換) | 67,834円(Dell公式、税込・送料込) |
| EIZO EV2795 | 176.6mm | 230mm | 5年(使用30,000時間まで) | 93,500円(EIZOダイレクト、税込) |
| BenQ GW2790QT | 110mm | 238.5mm | 3年(パネル・バックライトは1年) | 未確認 |
| BenQ PD2706QN | 115mm | 220.2mm | 3年(パネル・バックライト含む) | 63,000円表示(BenQ公式楽天店、売り切れ) |
| ASUS PA278CV | 150mm | 228mm | 3年(LCD ZBD保証3年) | 未確認 |
予算を抑えて27型WQHDにするなら
文書、表計算、ブラウザが中心で、USB-C給電や有線LANをモニターに求めないなら、画面と台座の基本がそろった機種を安く選ぶのが素直な選び方です。ここでの違いは、USBハブと台座の調整幅にお金を払うかどうかです。
Dell S2725DSM:USBハブが要らない文書作業の基本の候補
27型WQHDのIPSパネル(sRGB 99%、コントラスト比1500:1)で、リフレッシュレートは144Hzです。確認時の価格は31,980円(Dell公式、税込・送料込)で、今回価格を確認できた機種の中で最も低い価格でした。
映像入力はHDMIとDisplayPort 1.4の2つで、USB端子はありません。USB-Cでの接続やPCへの給電、モニター経由でキーボードやマウスをつなぐ使い方はできないので、それらが要らない人向けです。スピーカー(3W×2)は内蔵しています。
144Hzは今回の候補で最も高い値ですが、前に書いたとおり、仕事が速くなることや目が疲れにくくなることを保証する数値ではありません。HDMIでも最大2560×1440・144Hzに対応するとされていますが、144Hzで表示するにはPC側の出力も対応している必要があります。
台座は110mmの昇降、左右30°の首振り、左右90°の縦回転に対応し、台座込みの奥行は201.83mmです。付属ケーブルは電源とHDMI(1.8m)で、DisplayPortでつなぐ場合はケーブルを別に用意します。Dell公式の仕様欄では本体色はホワイトです。保証は3年で、アドバンス交換とプレミアムパネル交換が付きます。
見送る条件は、モニターにUSB機器をまとめたい場合、110mmより大きい昇降幅が欲しい場合(P2725D)と、ノートPCをUSB-C1本でつなぎたい場合(P2725DEなど)です。
仕様と価格:Dell公式 S2725DSM製品ページ
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Dell P2725D:USBハブと150mm昇降の台座が欲しいなら
100HzのIPSパネル(sRGB 99%、コントラスト比1500:1)に、150mmの昇降、左右45°の首振り、縦回転ができる台座を組み合わせた機種です。確認時の価格は40,000円(Dell公式、税込・送料込)で、S2725DSMとの差は8,020円です。
この差で得られるのは、USB-B(上り)でPCとつなぐUSBハブと、台座の調整幅の大きさです。リフレッシュレートはS2725DSMの方が高い(144Hzと100Hz)ので、Hzのために払う差ではありません。デスクトップPCのUSB機器をモニター側にまとめたい、画面の高さを細かく合わせたい、という場合に8,020円を払う理由があります。
注意したいのは、背面のUSB-Cが下りのポート(最大15W)であることです。周辺機器をつなぐためのポートで、PCからの映像入力やPCの充電には使えません。名前が似ているP2725DEと取り違えないようにしてください。
付属ケーブルはDisplayPort(1.8m)とUSB-A–B(1.8m)です。HDMIケーブルは一部の国のみ付属とされていて、国内で同梱されるかは確認できませんでした。HDMIでつなぐ予定なら、手持ちのケーブルがあるかも見ておくと安心です。
将来ノートPCを1本でつなぐ可能性があるなら、5,155円の差でP2725DEにしておく選択もあります。見送る条件は、USBハブを使わない場合(S2725DSM)、USB-C1本接続や有線LANを使いたい場合(P2725DE)、コントラストや120Hzを重視する場合(U2724D)です。
仕様と価格:Dell公式 P2725D製品ページ
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給電は要らないが画面の条件を上げたいなら
Dell U2724D:コントラストと120Hz、環境光センサーを選ぶ
IPS Blackパネルでコントラスト比は2000:1(P2725DとS2725DSMは1500:1)、リフレッシュレートは120Hz、色域はsRGB 100%・DCI-P3 98%です。周囲の明るさに合わせて調整する環境光センサーも備えます。確認時の価格は51,340円で、P2725Dとの差は11,340円です。
色域の数値は表示できる色の範囲の広さで、色が正確に表示されるかどうかとは別の指標です。また、コントラストや環境光センサーによって目の疲れがどれくらい変わるかは実測していないので、ここでは仕様上の違いとして扱っています。
USB-Cの上りポートはデータ専用(10Gbps)で、映像入力とPCへの給電はできません。映像はDisplayPortかHDMIでつなぎ、USB機器をモニターにまとめたいときにUSB-Cの上りポートを使う形です。付属品はDisplayPortケーブル(1.8m)とUSB-A–Cケーブル(1m)です。スピーカーはありません。
有線LAN端子はありません。公式マニュアルの端子一覧でも、USBハブと映像端子の構成を確認できます。
見送る条件は、ノートPCを1本でつなぎたい場合(U2724DEかP2725DE)と、一般的な文書作業で1500:1の画面で足りる場合(P2725DかS2725DSM)です。
仕様と価格:Dell公式 U2724D製品ページ
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ノートPCをUSB-C1本でつなぐなら
ノートPCのUSB-Cから映像を出し、同じケーブルでPCを充電し、キーボードやマウス、有線LANもモニター側にまとめる使い方です。帰宅や移動のときは、USB-Cを1本抜くだけで済みます。
前提として、PCのUSB-Cが映像出力と、USB PDでの充電の受け取りの両方に対応している必要があります。映像は出せても充電を受けられない(またはその逆の)ポートもあるので、先にPCの仕様を見ておくと安心です。確認の仕方はUSB-Cでモニターに映像を出す条件の記事にまとめています。
モニターの給電の上限(65W・70W・90W)は、PCのACアダプターのW数と比べる目安になります。ただ、PCが使う電力は作業の重さで変わるので、W数だけで足りるかは決まりません。モニターの給電がACアダプターより小さい場合、負荷の高い作業で充電が追いつかないことがあり、そのときは純正のACアダプターも併用する形になります。
Dell P2725DE:USB-C給電と有線LANまでまとめる基本の候補
USB-Cで映像・データ・最大90Wの給電を1本で行い、1Gbpsの有線LANとUSBハブ(5Gbps)も備える機種です。画面は100HzのIPSパネル(sRGB 99%)で、150mmの昇降、左右の首振り、縦回転ができる台座が付きます。DisplayPort出力(MST)もあります。
ノートPC向けの基本に置いた理由は、1本接続に必要な機能がそろったうえで、確認時の価格が45,155円(Dell公式、税込・送料込)だったからです。今回価格を確認できたUSB-C給電対応の候補の中では、最も低い価格でした。
付属品にUSB-Cケーブル(1m、10Gbps・100W)が含まれるのも、1本接続では助かる点です。PCの置き場所から1mでは届かない場合は、USB-Cケーブルのおすすめ記事で長さと規格の選び方を確認してください。
名前の似たP2725Dとの価格差は、確認時で5,155円です。ノートPCを1本でつなぐなら、この差でUSB-C給電と有線LANが付くので、DEを選ぶ理由になります。逆に、デスクトップPCや手持ちのドックからつなぐだけなら、その機能は使わないのでP2725Dで足ります。
PCのACアダプターが90Wを超える場合は、モニターからの給電だけでは足りないことがあるので、1本にまとめられるかを上の条件で確認してください。また、2台のPCをキーボード・マウスごと切り替えるKVM機能は公式情報で確認できなかったので、この記事では対応するものとして扱っていません。2台を切り替えたい場合は、後で紹介するU2724DEやEV2795を見てください。
仕様と価格:Dell公式 P2725DE製品ページ
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iiyama ProLite XUB2797QSN-B2:65Wで足りるノートPCに、LANと100Hzも
USB-C(65W給電、DisplayPort Alt Mode)、1Gbpsの有線LAN、USB-A×3とUSB-C×1の下りポート、100Hzという構成で、P2725DEと同じく「1本でつないでLANもまとめる」使い方ができます。台座は150mmの昇降、左右各60°の首振り、左右各90°の縦回転に対応し、USB-Cケーブル(Type-C–C、1.0m)が付属します。
P2725DEとの大きな違いは、PCへの給電の上限が65Wである点です。PCの充電に65Wで足りるなら、同じ使い方の比較候補になります。台座込みの奥行は209.5mmです。保証は3年で、LCDパネルとバックライトも含まれます。
ただ、今回は現在の国内価格を確認できていないので、P2725DEより安いとは言えません。購入時に販売店の価格を見て、90W給電のP2725DEとの差を比べてから決めるのがよいと思います。
見送る条件は、PCの給電に65Wでは余裕が少ない場合です。また、DisplayPort出力やKVM機能は公式仕様で確認できなかったので、モニター経由で2画面目をつなぎたい人や、2台のPCを切り替えたい人は別の候補を見た方が確実です。
仕様:iiyama(マウスコンピューター)公式 XUB2797QSN-B2製品ページ
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長い保証で使い続けたいなら
EIZO FlexScan EV2720S:約60Hzで足り、7年保証で長く使いたい
USB-C(最大70W給電)で映像・給電・USBハブ(Type-A×4)をまとめられる機種です。特徴は、購入日から7年間という保証期間の長さです。
ただし保証には使用時間30,000時間までという上限があり、無輝点保証は購入から6か月間です。24時間つけたままにする使い方だと年8,760時間になり、約3.4年で時間の上限に届く計算です。長時間つけっぱなしにする場合は、7年より先に時間の上限が来ると考えておいてください。
確認時の価格は71,500円(EIZOダイレクト、税込)で、P2725DEより26,345円高く、リフレッシュレートは約60Hz、有線LANの記載もありません。なので、この差を払う理由は主に保証期間です。3〜4年で買い替えるつもりならP2725DEで足り、同じモニターをできるだけ長く使う予定ならEV2720Sが合います。
昇降幅は169mmで、今回の候補ではEV2795に次いで大きいです。一方、台座込みの奥行は230mmと、DellのP2725シリーズ(約192mm)より大きいので、奥行の浅い机では手前のキーボードの置き場も含めて確認しておきたいところです。付属ケーブルは標準モデルと法人向けモデルで異なるので、購入するモデルの付属品も見ておいてください。
見送る条件は、100Hz以上の表示、有線LAN、KVM機能のいずれかが必要な場合と、PCの給電に70Wでは余裕が少ない場合です。
仕様:EIZO公式 EV2720S製品ページ/価格:EIZOダイレクト EV2720S
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2台のPCを切り替える・ドック機能をまとめるなら
会社のノートPCと私物のPCを1台のモニターで使い、キーボードやマウスも共有する構成です。モニターのKVM機能(映像の入力を切り替えると、USB機器の接続先も一緒に切り替わる機能)があると、机の上の周辺機器を1組にできます。
ただ、会社のPCと私物の周辺機器を共有してよいかは勤務先の規定次第です。先に確認しておきたいところです。
Dell U2724DE:Thunderbolt 4と2.5Gbps LANで、2台の切り替えまで
U2724Dと同じIPS Black・120Hzの画面に、Thunderbolt 4(最大90W給電、DisplayPort Alt Mode対応)、2.5Gbpsの有線LAN、KVM、PbyP(2つの入力を並べて表示する機能)を加えた機種です。Thunderbolt 4の下りポートによるデイジーチェーンと、DisplayPort出力もあります。確認時の価格は67,834円です。
Thunderbolt 4とは別に、データ用のUSB-C上りポート(10Gbps)もあります。例えば、会社のノートPCはThunderbolt 4の1本で、私物のデスクトップPCはDisplayPortとUSBの上りポートでつなぎ、KVMで切り替える、という使い方です。付属品はThunderbolt 4ケーブル(1m)、DisplayPortケーブル(1.8m)、USB-A–Cケーブル(1m)です。
P2725DEとの差は22,679円です。この差に見合うのは、2台をKVMで切り替えたい、Thunderbolt機器を使っている、2.5Gbpsの回線や120Hz・コントラスト2000:1の画面を活かしたい、といった場合です。PCが1台でも、これらのどれかを使うなら選ぶ理由になります。
2画面目をつなぐときは、Thunderboltによるデイジーチェーンと、DisplayPort出力(MST)が別の仕組みであることに注意してください。Macで何画面まで表示できるかは、Macの機種・チップ・macOSのバージョンによって変わります。
見送る条件は、KVM、Thunderbolt機器、2.5Gbps LAN、画面の条件のどれも使わない場合(USB-C1本で充電とLANが使えれば十分ならP2725DE)と、モニターのスピーカーを使いたい場合です。U2724DEにはスピーカーがないので、会議の音声はヘッドセットやPC側で用意することになります。
仕様と価格:Dell公式 U2724DE製品ページ
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EIZO FlexScan EV2795:5年保証でKVM・LAN・デイジーチェーンを使う
USB-C(最大70W給電)、1Gbpsの有線LAN、KVM、USB-C出力によるデイジーチェーン、スピーカー(1W×2)を備えた機種です。PCとつなぐ上りポートはUSB-CとUSB-Bの2つで、2台のPCでUSB機器を共有できます。保証は5年(使用30,000時間まで)、確認時の価格は93,500円(EIZOダイレクト、税込)です。
同じく2台の切り替えができるU2724DEと比べると、U2724DEの方が25,666円安く、120Hz・90W給電・2.5Gbpsと仕様の数値も上です。EV2795を選ぶ理由は、5年の保証期間(U2724DEは3年)とスピーカーがある点です。
なお、同じEIZOのEV2720Sは7年保証なので、EV2795の方が価格は上でも保証は短いです。KVMやLANが要らず、保証期間を重視するならEV2720Sの方が合います。
デイジーチェーンはDisplayPortのMSTという方式で、EIZOの案内ではmacOSはMSTによるデイジーチェーンに対応していません。Macで2画面目をこの方法で増やすことはできない前提で考えてください。また、デイジーチェーンで使う場合、USB-CポートをUSB機器用に使えるのは列の最後のモニターだけで、中継と兼用はできません。詳しくはEIZOのデイジーチェーン接続ガイドにまとまっています。
見送る条件は、60Hzより高いリフレッシュレートが必要な場合、PCの給電に70Wでは余裕が少ない場合、Macでデイジーチェーンを使いたい場合です。
仕様:EIZO公式 EV2795製品ページ/価格:EIZOダイレクト EV2795
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Web会議が多いなら
BenQ GW2790QT:マイクとスピーカーで会議の周辺機器を減らす
ノイズキャンセル機能付きのマイクと、ノイズフィルタースピーカー(2W×2)を内蔵した機種です。USB-C(65W給電、DisplayPort Alt Mode、データ転送)、75Hz、DisplayPort出力(MST)、USB-A×3とUSB-C×1の下りポートを備えます。
会議用にUSBマイクや外付けスピーカーを机に置いている場合、それをモニターにまとめられるのが選ぶ理由です。カメラは内蔵していないので、PC内蔵のカメラを使うか、別にWebカメラを用意します。なお、音質やマイクの聞こえ方は確認していないので、相手側にどう聞こえるかまではここでは判断していません。
台座の昇降幅は110mmで、150mm前後の他の候補より小さく、台座込みの奥行は238.5mmと今回の候補で最も大きいです。有線LANの記載はありません。付属ケーブルは電源・USB-C・HDMI(各約1.5m)です。
保証は、BenQの案内ではGWシリーズは3年で、パネルとバックライトは1年です。型番末尾に「-JP」が付くモデルは本体の仕様が同じ特定販路向けで、購入から1か月の無輝点保証が追加されています(BenQの保証期間の案内)。価格は今回確認できていないので、購入時に確認してください。
見送る条件は、65Wを超える給電や有線LANが必要な場合、会議はヘッドセットで済ませている場合です。また、色の確認やKVMまで必要なら、次のPD2706QNの方が合います。
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資料の色を確認する・制作も兼ねるなら
sRGB何%といった色域の数値は、表示できる色の範囲を表します。色が正確に表示されるかは別の話で、正確さを保つにはキャリブレーション(色の調整)が関わります。この記事では色の測定をしていないので、メーカーが公表している仕様と機能で比べています。
BenQ PD2706QN:広色域と90W給電で、資料作成と色の確認を兼ねる
色域はsRGB 100%・Rec.709 100%・P3 95%で、sRGBやDisplay P3、Rec.709などのカラーモードを切り替えられます。工場出荷時の個別キャリブレーションレポートが付属し、公称のDelta E(平均)は2以下です。CAD/CAMモードやモノクロモード、反射を抑えるNano Matte Panel、HDR10にも対応します。
接続面はUSB-C(90W給電)、100Hz、KVM、USB-C出力(MST)です。GW2790QTと比べると、給電の上限と色の機能、KVMが加わり、保証もパネル・バックライトを含めて3年(GWシリーズはパネル・バックライトが1年)です。資料や写真、Web用の画像の色を見る仕事と、普段の文書作業を1台で兼ねたい人に向いています。
一方で、広色域は常に仕事向きというわけではありません。sRGB前提の資料を広い色域のモードのまま見ると、色が実際より鮮やかに見えることがあります。普段はsRGBなどのモードで作業し、別の色域で見る必要がある素材のときだけ切り替える、といった手間があると考えておくとよいと思います。
見送る条件は、一般的な文書作業だけの場合(P2725DEやGW2790QT)と、有線LANが必要な場合(記載なし)です。昇降幅は115mmです。BenQ公式楽天店では63,000円の表示を確認しましたが、確認時は売り切れでした。他店の在庫と販売価格は未確認です。
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広告 BenQ PD2706QNの購入先
リンクAmazonで型番を探す(検索)購入対象:PD2706QN・通常品。購入先で型番・色・長さ・セット内容を確認してください。公式カードのYahoo!ボタンは商品名での検索です。
「探す」は商品名・型番での検索です。購入時は型番・色・長さ・セット内容を確認してください。
ASUS ProArt PA278CV:sRGB中心で、昇降の大きい台座を
色域はsRGB 100%・Rec.709 100%で、USB-C(65W給電)、75Hz、DisplayPort出力(デイジーチェーン)、USB-A×4のハブ、スピーカー(2W×2)を備えます。台座は150mmの昇降と左右90°の縦回転に対応し、付属品はDisplayPortケーブル、USB-Cケーブル、電源コードです。
保証は購入日から3年間の国内保証で、3年間のLCD ZBD保証(輝点に関する保証)も記載されています。対象や条件はASUSの保証規定で確認してください。
PD2706QNとの違いで選ぶなら、扱う色がsRGB中心でP3まで要らない、昇降幅を大きく取りたい、という場合にPA278CVが候補になります。反対に、P3やHDRの表示、100Hz、90W給電、KVMが欲しいならPD2706QNです。
見送る条件は、有線LAN(記載なし)や65Wを超える給電が必要な場合です。DisplayPort出力のデイジーチェーンもMacで使えるかは方式の制限を受けるので、Macで2画面にしたい場合は別の方法を考えた方が確実です。価格は今回確認できていません。
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27型WQHDモニターを買う前に確認すること
- 机の奥行:台座込みの奥行は約192〜238.5mm。手前のキーボードと、画面との距離、背面の配線の余白も含めて考える。
- USB端子の有無:S2725DSMはUSB端子がなく、モニターにUSB機器をまとめられません。
- USB-Cポートの役割:P2725DのUSB-Cは下りポート、U2724DのUSB-C上りはデータ専用です。USB-Cがあっても映像入力とは限りません。
- PCのUSB-C:1本でつなぐなら、映像出力とUSB PDでの充電の受け取りの両方に対応しているか。片方だけのポートもあります。
- 必要な電力:モニターの給電上限(65W・70W・90W)をACアダプターのW数と比べる。足りない場合は純正のACアダプターの併用も考える。
- デイジーチェーン:MST方式はmacOSで使えません(EIZOの案内)。Thunderboltのデイジーチェーンとは別の仕組みです。
- 付属ケーブル:種類と長さが自分の配置で足りるか。P2725DのHDMIケーブルのように、国内での同梱を確認できないものもあります。
- 保証:年数だけでなく、使用時間の上限、パネルの扱い、無輝点保証の期間まで見る。
まとめ:どの機能にお金を払うかで決める
文書作業が中心でUSBハブも要らないならDell S2725DSMが基本で、USBハブや台座の調整幅が欲しければP2725D、ノートPCを1本でつなぐならP2725DEです。そこから、画面の条件ならU2724D、2台の切り替えならU2724DEかEV2795、長い保証ならEV2720S、会議ならGW2790QT、色の確認ならPD2706QNかPA278CV、と必要な機能ごとに上げていく考え方です。
価格や販売状況は変わるので、購入前に各メーカーの仕様と販売ページを確認してください。27型WQHDにするかどうかからもう一度考えたい場合は、仕事用モニターの総括記事で他のサイズや解像度と比べられます。
アイキャッチはAIで生成したイメージで、実機写真ではありません。
